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テレ娘。

「テレビで見かけた娘。さんたち」 略して、テレ娘。 テレビ好きの目線から、画面に映った娘。さんたちについて触れます。

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『GirlsNews~ハロプロ』 外国人ファンが語るハロプロの海外人気の理由

『GirlsNews~ハロプロ』 外国人ファンが語るハロプロの海外人気の理由 - テレ娘。
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※こちらは、以下の記事のサブエントリーになります。

telemusume.hatenablog.com

 

 

ハロプロのグループが海外公演を行う度、海外のファンがとても詳しいことに感心させられます。

海外ファンが集まるBBSを覗くと本当に熱心で、メンバーの性格もダンスも歌声も、指導方法なんかもよくご存知。ずっと前に、スマイレージの『ぁまのじゃく』をご丁寧に「aMa no jaku」と書いている人を見かけたこともあって、お見事だなあ思いました。

 

で、そもそも、なんで人気なんだろうね?というお話を、3年ほど前にCSの番組で取り上げていたことがありました。

スカパー!のアイドル専門チャンネルPigooで放送されていた番組『GirlsNews~ハロプロ*1 にて、外国人のファンが海外でのハロプロ人気について対談をしていました(2013年4月期に放送された#14の企画)。

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※左から、MATTさん(米国)、Lillianさん(米国)、JACKSONさん(カナダ)。

 

ようやく日本のハロプロファンが海外での人気を理解してきた頃で、ハロプロの海外への発信方法の過渡期でもありました。 

あらためて書き起こして振り返ってみたいと思います。

 

Q.「ハロプロが海外で人気の理由は何だと思いますか?」

MATT「僕が思うに、まず一つは、ファン同士のコミュニティが根強いこと。そして二つ目は、YouTubeなどで動画が見やすいことかな。」

JACKSONモーニング娘。ハロプロのような形態のグループはなかなか海外では見られないんだよね。例えば、日本ではソロで活躍している歌手もいるけれど、モーニング娘。は大きな一つのグループなんだ。お互いが共に成長し合ったりする様子をバックステージとして私たちに見せてくれる。それによって、ステージだけでなく、その裏の彼女たちの個性やリアルな姿を感じられる。

Lillian「私が思う理由なんだけど、ハロー!プロジェクトは、私たち外国人は日本のアイドル文化に馴染みがないじゃない? でも、ハロプロの音楽は、アイドル文化とポップミュージックの間、いわゆるアイドルとアーティストの間を埋めてくれるような存在なの。」

MATTそういうグループは他に居ないんだよねえ。

Lillian「そう、居ないの。」

MATTハロー!プロジェクトは、アイドルなんだけどアーティストなんだよね。歌もダンスもすごく上手で…」

JACKSON「そして個性がある!例えばモーニング娘。だったら、愛ちゃんは歌とダンスがとても上手、さゆはとっても可愛い。そしてりほりほはすごく可能性を秘めた新世代だったり、それぞれ個性があるんだよね。」

 

Q.「YouTubeは海外ファンの中で重要なツールなのですか?」

JACKSON「今ではYouTubeにオフィシャルチャンネルが出来て、そこでミュージックビデオが見られたりするよね。」

MATT「僕はずっとそれを待ってたんだ!なぜオフィシャルのチャンネルが無いんだろう、普及しようと思うなら絶対オフィシャルが必要なのにって。そしたら出来たんだ!」

JACKSON『ユーストリー娘。』モベキマスって何?』

MATT「『モベキマスって何?』、あれは良かったよなあ!」

JACKSON「あれは、ニコニコ動画やアメーバ動画でも見られたし、やっぱり無料だったっていうのも大きくて、言葉が完全に分かるわけでは無いんだけど、すごく良かった!

 

Q.「海外のハロプロファン同士の繋がりは深いのですか?」

MATTハロー!プロジェクトは他のアイドルグループに比べて、とてもファンのつながりが強いよね。海外ファン同士もだし、日本のファンとも。これは僕の宝物で、2007年にモーニング娘。がロサンゼルスでAnime EXPOに出た時に日本から来たファンにもらったんだ高橋愛のクリアファイルを見せる)。」

※画面上で「Anime Expoは2009年の誤りです」と訂正あり。

JACKSON「私たちファンは、世界の色々なところにいるけれど、一つの小さな家族なんだよね。ハロプロがみんなを日本につないでくれる。」

MATT「一つの大きな家族だし、国籍や年齢も関係なく仲良く出来る。」

 

Q.「今後、海外のファンに向けてやってもらいたいことは?」

JACKSON「海外のファンがみんな言ってるのは、フルのコンサートをやって欲しいということなんだよねえ。握手会やミニライブ等のイベントもいいんだけど、やっぱりフルのコンサートが観たいんだ。あとは、写真集をもっと海外で撮って欲しいなと思っていて、ハワイ以外で…」

Lillian「でも、なっちはニューヨークで撮ってたわよ。」

MATT「愛ちゃんはアリゾナで撮ってたよ。」

JACKSON「僕は亀井絵里さんの『MAPLE』が好きなんだけど。」

亀井絵里写真集『MAPLE』(DVD付)

亀井絵里写真集『MAPLE』(DVD付)

 

Lillian「あなたの国で撮ってたものね(笑)。」

JACKSON「海外のファンだけじゃなくて、日本のファンも楽しめると思うんだよね。」

 

三人ハロープロジェクト ノ ミナサン カイガイ ノ ファン ガ オウエン シテマス。ガンバッテ クダサイ。We love Hello! Project!」

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/Pigoo『GirlsNews~ハロプロ #14』(2013年04月期放送)

 

とても分かりやすい分析がなされていました。

ただ、この対談が放送されたのは、今からちょうど3年前なので、いくつか状況が変わっている部分もあります。

 

当時の要望と現状

要望にあったフルサイズのコンサートですが、この対談はちょうど℃-uteのパリ公演決定の直前でした。それ以降、ベリキューモーニング娘。によって海外公演が定着してきた感があります。先日Juice=Juiceも台湾および香港での公演を果たしました。

また、それを後押しする光井愛佳facebookでのコンサートレポートも、非常に多くの海外ファンから喜びのコメントが寄せられています。

もう一つの要望の海外での写真集撮影については、相変わらず、グァムぐらいでしょうか。ただ、鈴木愛理がメキシコ公演の際にファンション誌『Ray』の撮影も兼ねていました。

tokyo.cawaii.media

℃-ute Cutie Circuit~!Vamos a Mexico!~ [DVD]

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※メキシコ公演のDVDの特典映像にも「鈴木愛理 Ray 撮影密着」が収録されている。

海外でのコンサートの増加もあいまって、コラボで実現できる部分は今後増えるかもしれませんし、ハワイで撮影する『アロハロ!』シリーズのような撮影が別の土地で行われることも考えられます。

JACKSONさんが言うように、メンバーが撮影することで、自分の国に来てくれた喜びや、写真やDVD映像を観ながら一緒に旅行する喜びも味わえますよね。

 

ハロプロのネット動画

それから、対談で多く語られた歌の特徴や個性といった事柄は、そのほとんどが動画を通じて知られたものです。それだけ動画の力が大きいのですよね。

MATTさんの「なぜオフィシャルのチャンネルが無いんだろう」と思っていたという発言が印象的でした。今振り返ると、『GirlsNews』の対談企画は、YouTube上のハロプロ各種公式チャンネルにおいて、公式MVの体裁やレギュラー配信番組など、ちょうど現行の使い方が固まった頃であったように思います。

それ以前は、有志が歌詞字幕をつけてupして、それで楽曲の世界観を知ったり日本語を勉強したりしていたのですよね。権利関係の良し悪しを別にして話しますが、PVやライブ映像が出回ることで、次第に多くの人たちが惹きつけられるようになっていきました。

また、『ハロモニ。』や『よろセン!』や『音楽戦士Music Fighter』なんかのテレビ出演は、字幕はもちろん、日本独自のツッコミ文化や内輪ネタの説明まで入ったりして、いわば同人コミュニティのようにカスタマイズされた動画がものすごく出回りました。

それらの動画をシェアすることで、興味の輪が広がり、世界中のファンがコミュニティに肩寄せ合って文化を形成していきました。

これらの字幕が付いたハロプロ動画には、日本のファンであっても、誰もが一度や二度は逆輸入的にお世話になっているのではないでしょうか。

ちなみに、対談では触れられていませんでしたが、それ以前からアップフロントは地味ながらも、独自に運営するサイトDohhh UP!で公式動画をupしてプロモーション活動をしていました(2006年11月~2010年6月)。

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Dohhh UP!の画面イメージをアーカイブサイトから引用。確か紺地の背景だったと思うのだけど、cssファイルの情報が一部取り込まれてない? でも、だいたいこんな感じ。

それをYouTubeのプラットフォームに載せ替え、UstreamやAmebaやニコ生など複数のチャンネルで試行錯誤しながら企画を重ねていき、ちょうどこの対談が収録された頃に、YouTube番組「ハロ!ステ」がスタート(2013.02.05に第一回配信)します。

また、この放送と同時期にリリースされたモーニング娘。ブレインストーミング君さえ居れば何も要らない』(2013.04.17リリース)以降、ハロプロ各グループの公式MV動画に英語字幕がつくようになり、現行の動画のプロモーション形態が固まりました。

たしかに、『ユーストリー娘。』『モベキマスって何?』が良かったというJACKSONさんの気持ちは分かります。生放送のバラエティ企画という面で、現状ちょっと物足りなさはあるかもしれません。

しかし、HD画質に英語字幕付きでフルコーラスのMVが観られる上、「ハロ!ステ」の登場により毎週必ずハロプロのいずれかのグループのライブ映像が観られ、各グループ毎に動画企画も行われています。

これらの試みは、他にはなかなか見られない拡充ぶりと言えるのではないでしょうか。

 

ネット環境もユーザーのリテラシーも日進月歩で変わる中、対談から3年経った今、あらためてこういった海外ファン同士による対談で、リアルな声を聞く機会があったら面白そうですね。

 

 

 

*1:2012年3月から2013年9月まで全19回放送。 http://pigoo.jp/pigoohd/gnhello/