『GirlsNews~ハロプロ』 外国人ファンが語るハロプロの海外人気の理由
※こちらは、以下の記事のサブエントリーになります。
ハロプロのグループが海外公演を行う度、海外のファンがとても詳しいことに感心させられます。
海外ファンが集まるBBSを覗くと本当に熱心で、メンバーの性格もダンスも歌声も、指導方法なんかもよくご存知。ずっと前に、スマイレージの『ぁまのじゃく』をご丁寧に「aMa no jaku」と書いている人を見かけたこともあって、お見事だなあ思いました。
で、そもそも、なんで人気なんだろうね?というお話を、3年ほど前にCSの番組で取り上げていたことがありました。
スカパー!のアイドル専門チャンネルPigooで放送されていた番組『GirlsNews~ハロプロ』*1 にて、外国人のファンが海外でのハロプロ人気について対談をしていました(2013年4月期に放送された#14の企画)。

※左から、MATTさん(米国)、Lillianさん(米国)、JACKSONさん(カナダ)。
ようやく日本のハロプロファンが海外での人気を理解してきた頃で、ハロプロの海外への発信方法の過渡期でもありました。
あらためて書き起こして振り返ってみたいと思います。
Q.「ハロプロが海外で人気の理由は何だと思いますか?」
MATT「僕が思うに、まず一つは、ファン同士のコミュニティが根強いこと。そして二つ目は、YouTubeなどで動画が見やすいことかな。」
JACKSON「モーニング娘。やハロプロのような形態のグループはなかなか海外では見られないんだよね。例えば、日本ではソロで活躍している歌手もいるけれど、モーニング娘。は大きな一つのグループなんだ。お互いが共に成長し合ったりする様子をバックステージとして私たちに見せてくれる。それによって、ステージだけでなく、その裏の彼女たちの個性やリアルな姿を感じられる。」
Lillian「私が思う理由なんだけど、ハロー!プロジェクトは、私たち外国人は日本のアイドル文化に馴染みがないじゃない? でも、ハロプロの音楽は、アイドル文化とポップミュージックの間、いわゆるアイドルとアーティストの間を埋めてくれるような存在なの。」
MATT「そういうグループは他に居ないんだよねえ。」
Lillian「そう、居ないの。」
MATT「ハロー!プロジェクトは、アイドルなんだけどアーティストなんだよね。歌もダンスもすごく上手で…」
JACKSON「そして個性がある!例えばモーニング娘。だったら、愛ちゃんは歌とダンスがとても上手、さゆはとっても可愛い。そしてりほりほはすごく可能性を秘めた新世代だったり、それぞれ個性があるんだよね。」
Q.「YouTubeは海外ファンの中で重要なツールなのですか?」
JACKSON「今ではYouTubeにオフィシャルチャンネルが出来て、そこでミュージックビデオが見られたりするよね。」
MATT「僕はずっとそれを待ってたんだ!なぜオフィシャルのチャンネルが無いんだろう、普及しようと思うなら絶対オフィシャルが必要なのにって。そしたら出来たんだ!」
JACKSON「『ユーストリー娘。』や『モベキマスって何?』」
MATT「『モベキマスって何?』、あれは良かったよなあ!」
JACKSON「あれは、ニコニコ動画やアメーバ動画でも見られたし、やっぱり無料だったっていうのも大きくて、言葉が完全に分かるわけでは無いんだけど、すごく良かった!」
Q.「海外のハロプロファン同士の繋がりは深いのですか?」
MATT「ハロー!プロジェクトは他のアイドルグループに比べて、とてもファンのつながりが強いよね。海外ファン同士もだし、日本のファンとも。これは僕の宝物で、2007年にモーニング娘。がロサンゼルスでAnime EXPOに出た時に日本から来たファンにもらったんだ(高橋愛のクリアファイルを見せる)。」
※画面上で「Anime Expoは2009年の誤りです」と訂正あり。
JACKSON「私たちファンは、世界の色々なところにいるけれど、一つの小さな家族なんだよね。ハロプロがみんなを日本につないでくれる。」
MATT「一つの大きな家族だし、国籍や年齢も関係なく仲良く出来る。」
Q.「今後、海外のファンに向けてやってもらいたいことは?」
JACKSON「海外のファンがみんな言ってるのは、フルのコンサートをやって欲しいということなんだよねえ。握手会やミニライブ等のイベントもいいんだけど、やっぱりフルのコンサートが観たいんだ。あとは、写真集をもっと海外で撮って欲しいなと思っていて、ハワイ以外で…」
Lillian「でも、なっちはニューヨークで撮ってたわよ。」
MATT「愛ちゃんはアリゾナで撮ってたよ。」
JACKSON「僕は亀井絵里さんの『MAPLE』が好きなんだけど。」
Lillian「あなたの国で撮ってたものね(笑)。」
JACKSON「海外のファンだけじゃなくて、日本のファンも楽しめると思うんだよね。」
三人「ハロープロジェクト ノ ミナサン カイガイ ノ ファン ガ オウエン シテマス。ガンバッテ クダサイ。We love Hello! Project!」
/Pigoo『GirlsNews~ハロプロ #14』(2013年04月期放送)
とても分かりやすい分析がなされていました。
ただ、この対談が放送されたのは、今からちょうど3年前なので、いくつか状況が変わっている部分もあります。
当時の要望と現状
要望にあったフルサイズのコンサートですが、この対談はちょうど℃-uteのパリ公演決定の直前でした。それ以降、ベリキューやモーニング娘。によって海外公演が定着してきた感があります。先日Juice=Juiceも台湾および香港での公演を果たしました。
また、それを後押しする光井愛佳のfacebookでのコンサートレポートも、非常に多くの海外ファンから喜びのコメントが寄せられています。
もう一つの要望の海外での写真集撮影については、相変わらず、グァムぐらいでしょうか。ただ、鈴木愛理がメキシコ公演の際にファンション誌『Ray』の撮影も兼ねていました。
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※メキシコ公演のDVDの特典映像にも「鈴木愛理 Ray 撮影密着」が収録されている。
海外でのコンサートの増加もあいまって、コラボで実現できる部分は今後増えるかもしれませんし、ハワイで撮影する『アロハロ!』シリーズのような撮影が別の土地で行われることも考えられます。
JACKSONさんが言うように、メンバーが撮影することで、自分の国に来てくれた喜びや、写真やDVD映像を観ながら一緒に旅行する喜びも味わえますよね。
ハロプロのネット動画
それから、対談で多く語られた歌の特徴や個性といった事柄は、そのほとんどが動画を通じて知られたものです。それだけ動画の力が大きいのですよね。
MATTさんの「なぜオフィシャルのチャンネルが無いんだろう」と思っていたという発言が印象的でした。今振り返ると、『GirlsNews』の対談企画は、YouTube上のハロプロ各種公式チャンネルにおいて、公式MVの体裁やレギュラー配信番組など、ちょうど現行の使い方が固まった頃であったように思います。
それ以前は、有志が歌詞字幕をつけてupして、それで楽曲の世界観を知ったり日本語を勉強したりしていたのですよね。権利関係の良し悪しを別にして話しますが、PVやライブ映像が出回ることで、次第に多くの人たちが惹きつけられるようになっていきました。
また、『ハロモニ。』や『よろセン!』や『音楽戦士Music Fighter』なんかのテレビ出演は、字幕はもちろん、日本独自のツッコミ文化や内輪ネタの説明まで入ったりして、いわば同人コミュニティのようにカスタマイズされた動画がものすごく出回りました。
それらの動画をシェアすることで、興味の輪が広がり、世界中のファンがコミュニティに肩寄せ合って文化を形成していきました。
これらの字幕が付いたハロプロ動画には、日本のファンであっても、誰もが一度や二度は逆輸入的にお世話になっているのではないでしょうか。
ちなみに、対談では触れられていませんでしたが、それ以前からアップフロントは地味ながらも、独自に運営するサイト「Dohhh UP!」で公式動画をupしてプロモーション活動をしていました(2006年11月~2010年6月)。

※Dohhh UP!の画面イメージをアーカイブサイトから引用。確か紺地の背景だったと思うのだけど、cssファイルの情報が一部取り込まれてない? でも、だいたいこんな感じ。
それをYouTubeのプラットフォームに載せ替え、UstreamやAmebaやニコ生など複数のチャンネルで試行錯誤しながら企画を重ねていき、ちょうどこの対談が収録された頃に、YouTube番組「ハロ!ステ」がスタート(2013.02.05に第一回配信)します。
また、この放送と同時期にリリースされたモーニング娘。『ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない』(2013.04.17リリース)以降、ハロプロ各グループの公式MV動画に英語字幕がつくようになり、現行の動画のプロモーション形態が固まりました。
たしかに、『ユーストリー娘。』『モベキマスって何?』が良かったというJACKSONさんの気持ちは分かります。生放送のバラエティ企画という面で、現状ちょっと物足りなさはあるかもしれません。
しかし、HD画質に英語字幕付きでフルコーラスのMVが観られる上、「ハロ!ステ」の登場により毎週必ずハロプロのいずれかのグループのライブ映像が観られ、各グループ毎に動画企画も行われています。
これらの試みは、他にはなかなか見られない拡充ぶりと言えるのではないでしょうか。
ネット環境もユーザーのリテラシーも日進月歩で変わる中、対談から3年経った今、あらためてこういった海外ファン同士による対談で、リアルな声を聞く機会があったら面白そうですね。
*1:2012年3月から2013年9月まで全19回放送。 http://pigoo.jp/pigoohd/gnhello/
再び世界に笑顔を届けたモーニング娘。鈴木香音
今年の2月末、モーニング娘。'16が米国テキサス州のヒューストンで行われた「Anime Matsuri」に招待され、コンサートおよびファンミーティングを行いました。

海外公演は9~11期は2度目、12期は初めて。しかし、何より特筆すべきは、卒業を控えている鈴木香音にとって最後の海外公演になるということでした。
とりわけ海外で人気がある彼女について、以前、postしたことがあります。
彼女が海外のファンに支えられたこと、そのお礼を初めて直接言えたこと、そして、それがどんな意味を持つのか、といったことを書きました。
この更新で一つ書き漏らしたことがあります。それは、なぜ、彼女が海外で人気なのか? という理由。
本人が当時冗談まじりにコメントした「アメリカンサイズだから」という一言から、今でもニュース等で「海外ではふくよかな体型がウケる」と語られますが、その度に、それは違うよね…とファンの多くは苦笑します。
ヒントは、2012年の「ズッキお誕生日お祝い企画(The Zukki Appreciation Project)」です。
加入して一年の時点で、世界中のファンの間で「香音ちゃんの元気な笑顔はかけがえのないものです。(Kanon-chan’s energetic smile is precious.)」という共通認識が出来ていたこととが分かります。
そして、この時すでに彼女は「彼女の笑顔のためにアクションを起こさずにはいられない」と思える存在でした。
日本語を知らずに見る9期オーディション
3年ほど前、CSの番組で海外のファン同士の対談企画があって、ハロプロの強みやファン文化について語られていました。
その様子を、以下リンク先のエントリーに書き起こしています。
ハロプロは、アイドルとアーティストの間の存在であり、動画を通じて歌やダンスだけでなく個性や成長の過程も見守ることができ、かつ、それをファン同士で意見交換できる。そういった要素が、海外から見たハロプロの魅力であるようです。
それを踏まえて、9期が加入した頃を振り返ってみます。
海外ファンが見守った『美女学SP』
9期オーディションの期間中、BBSはめちゃくちゃ盛り上がっていました。
2010年の年末に放送された『美女学 モーニング娘。9期メンバー最終オーディションSP』(テレビ東京・2010.12.23_25:00-25:30放送)の当日は、朝から「Can't wait(待てないよ!)」「So excited!!(興奮する!)」といった投稿が沢山寄せられていました。
ヨーロッパ時間だと昼から夕方頃、アメリカ時間だと午前中。クリスマス直前のBBS上に150人ほどがオンライン状態であったといいます。*1
インターネット経由でリアルタイムにテレビの映像が見られる、一時期日本で「鍵穴」と呼ばれていたツールを利用して見ていました。
ただし、各国の字幕職人が翻訳する前の映像だと、字幕のテロップもナレーションの音声も分からないので、ただただ雰囲気だけを追います。
なので、こんなやりとりもありました。
Posted 23 December 2010 - 05:04 PM
What was Suzuki Kanon doing on the floor? o.Oスズキカノンは床の上で何をやってるの?(@_@)
Posted 23 December 2010 - 05:11 PM
For the person who asked what Kanon was doing on the floor, I think she presented a sketch for a turn of auditionカノンが床で何をやってるか聞いてる人、オーディションの出し物で寸劇を披露してるんだと思うよ。
※画面中、唯一右下の表記だけは認識できるので、「Suzuki Kanon」という名前はきちんと把握している。だけど、愛理・花音がいなければどっちが苗字か下の名前か分かってないかも(笑)。
レッスンを見守り、ダンス審査で『GET UP!ラッパー』を踊る候補者に大喜びし、歌う様子を真剣に品定めして、そのままエンドロールが流れると「終わった!?」「どういうこと?」という書き込みが見られ、別のユーザーの「1月2日に発表だって」という書き込みで初めて事情を把握して、「待ちきれない!」と終始興奮状態のまま合否談義に移行していくのでした。
情報よりも先に得るもの
日本語が分からないため、専ら 歌声・ダンス・表情 に集中していました。それは脳の言語野を介さずいきなり五官でメンバーの印象を受け取る状況です。
よって、無意識の内に候補者たちが感情に訴えるかどうかという視点で見ていたのだと思います。
会話は分からないながらも緊張感はひしひし伝わってくる。表情や声色から候補者の心境をじっと窺う(なので、茂木美奈実が泣き出した場面はすごく過敏に反応していました)。
リアルタイムの書き込みも、「ERINA!!! So cute!」とか「RIHHO's DANCING IS AMAZING!!!!」とか、感情に訴えるInputを受けて、そのまま反射的なOutputが書き込まれていきます。

※意外なことに、鞘師の名前がさほど多くなく、日本で紹介される時におなじみの3次審査のダンスでもほとんど反応が見られなかった。ダンスが切れていることは冷静に認めつつ、それ以上に歌の審査のほうが注目度が高いように見受けられた。
そうしてエモーショナルな発言がテキストとして積み上げられた結果、該当の時間帯、BBS上で言及された名前の数を調べると、なんと「Kanon」が一番多かったんです。(参考:日本時間の1時~1時半の時間帯の発言中から名前をピックアップした図)
香音ちゃんへの言及は、数だけでなく内容もほとんどが好意的で、中でも注目はこのコメント。
Posted 23 December 2010 - 05:24 PM
I want Kanon as a winner :3 She seems to be enjoying herself so muchカノンに合格して欲しい! 彼女はとても楽しんでいるように見える。
彼らが情報なしに、ありのままの 表情・声・ダンス を見守った結果、何か伝わるものがあったのが彼女だったのですよね。
つんく♂「鈴木は……本人、本当はどうか分からないですよ。でもオーディションの時から肝っ玉っていうんですかね。いい根性してますよね。(中略)やっぱり笑顔がすこぶる良いですよ。明るい。」
「本当はどうか分からない」という前置きから分かるように、言葉で確認したのではなく、海外ファンと同様、表情や声量や話し方などから「いい根性」「笑顔」という印象を持って、その感情に訴える要素がそのまま合格理由になっていました。
選考理由を振り返ると、「即戦力になる=鞘師」「やりとげる=生田」「感情に訴える=鈴木」なので、五感で香音ちゃんが印象に残った海外ファンの感覚と合致するのも頷けます。
そういえば、香音ちゃんと初めて会った生田も、やはり直感で「この子は絶対受かる」と思って香音ちゃんに話しかけたと言っていました。

※再会を喜ぶ生田の表情は、9期決定SPの名場面の一つ。
日本でも海外でも、何か伝わる力を持っていたと思うのですよね。
「情報<体感」と「情報>体感」
一方、フクちゃんの合格については、「しゅごキャラエッグの頃から知っている」という書き込みがいくつもありました。幼い頃からの努力やエッグ初の加入など、物語的な側面として、成し遂げられた事実に感動する人が多かった印象。
かつ、先にニュースで知ってから『美女学』を観るので、予備知識無しに見たオーディションSPが「情報<体感」であったのに対し、フクちゃんの加入の瞬間は「情報>体感」で、ちょうど対極なんですよね。

情報:涙する理由を察して感動する
体感:涙する表情を見て感動する
※日本語が分かれば、いきなり見ても「ハロプロエッグ3年目」というナレーションで理由を察する事になり、情報を伴って受け取ることになります。
事情を知った上でつんく♂Pに呼ばれた場面を見ると、彼女は正にシンデレラガールであると言えます。海外ファンが「聖姫」と呼ぶのも何となく分かります(実際の由来は知りません…^^; )。
海外ファンの見え方
目の見えない人が耳や肌感覚が研ぎ澄まされるように、あるいは若者にだけモスキート音が聞こえるように、日本語を知らないからこそ、先入観を挟まず映っている対象に集中できるということが言えると思うんです。
例えば、海外ファンと同じ見方をするには、音声ミュートで字幕テロップも隠して『美女学』のオーデ映像を見ると、疑似体験ができるかもしれません。
その状態で加入当時の9期を振り返ると、「譜久村=泣き顔」「生田=笑顔が苦手でハニカむ」「鞘師=無表情でダンスが切れる」に対し、「鈴木=常に元気で笑顔」は、一貫して人間味が伝わりやすいキャラクターであったように思います。
Zukkiを見つけた時の反応
リアルタイム視聴の後、『美女学』を字幕付きで確認したファンは、香音ちゃんがオーディションで非常にユニークな個性を発揮したことを知ります。
OLコントのインパクトから、「公式ニックネームは Zukki だけど、私は Moshimoshi って呼びたい」と、加入当時に呼び方をめぐって議論が起こったりするほどでした。*2
写真の威力
1月2日にニュース記事が上がり、リーダー高橋愛のブログに全員で撮った写真が上がった後、最初に普段の様子を写真に撮って載せたのは道重ブログでした。
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今日、本番前に集合する場所で、 そして、ズッキも現れたから、オーディションで受かった三人娘を写真♪~θ(^0^ ) あらら......ズッキの無邪気な笑顔にくらくらするね(´∀`) みんな可愛いなぁ(*^□^*) と!そこに、ハロプロエッグからモーニング娘。新メンバーになったフクちゃん、登場~~~~~o(^∇^o)(o^∇^)o
フクちゃんはなんか落ち着いてていいよねぇ。。 そこだけゆったりした時間流れてて、
新生モーニング娘。!!
道重さゆみ(モーニング娘。) 公式ブログ/初☆ショット! - GREE(2011.01.08更新)
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集合写真と違う自然体なスナップ。海外ファンならずとも、『美女学』で見た9期が本当にモーニング娘。に入ったのだと実感できる貴重なショットでした。
もし日本語が分かれば、「無邪気な笑顔」「癒し系」という評価や、「新生モーニング娘。!! 絶対がんばるから!!!」という心意気に注目するところですが、海外のファンは翻訳職人が現れるまで見て分かるものは画像しかないんですよね。 *4
だからシンプルに、楽しくやってることだけが伝わります。
Posted 09 January 2011 - 08:17 PM
Zukkii's smile is soooo adorable, and her genki character reminds me of Koha's.^___^
I also really hope for a TV show to see more of her (And the other kyuukie's) character.ズッキーの笑顔はちょー愛おしいし、コハの元気キャラを思い出す(^_^)。テレビで彼女(と9期)のキャラをもっと観られるようになって欲しい。
※注:コハ=久住小春
Posted 10 January 2011 - 08:37 PM
Her smile is contagious!
She's so adorable it's impossible not to like her~彼女の笑顔は伝染する!彼女はとても愛おしくて、好きにならずには居られない~
Posted 11 March 2011 - 08:36 AM
Help me! My soul is being sucked by Zukki cuteness!
助けて!ズッキの可愛さに心をわしづかみにされた!
Posted 13 January 2011 - 10:52 PM
i really enjoy watching zukki in the small amount of videos we're getting.
She's sooo cute (cutie face) even doin anything手に入ったわずかな動画だけどズッキを見ていると本当に楽しい。彼女は何をしていてもちょーー可愛い(可愛い顔をしてる)
画像から、元気で無邪気な子どものイメージが強まり、OLコントをやってのけた Zukki のやる気充分な様子にさらに釘付けになっていました。
心打たれた瞬間
毎週の『美女学』の映像とブログの画像とで、次第に心惹かれていく海外ファン。
BBSに並ぶ声を見ると、公式画像が出れば「ちょーーー可愛い」と夢中になる人、「本っっ当に可愛くて可憐で…」と興奮気味に話す人、味噌キャラメルを差し入れたと聞けば「打ち解けてるんだねえ~!」と喜ぶ人。
加入からたった半月で、日本のファンが孫を見るように目を細めるのと同様、すでに夢中で見守ってる人が大勢いるんですよね。
そんな中、9期が初めて雑誌で特集されると、香音ちゃんに抱く気持ちが確信に変わります。
将来の目標
「ファンの皆さんにいろんな意味で笑顔になってもらいたいです。私と一緒にいたら自然に笑顔になっちゃう、みたいなキャラクターでずっといたいです。あとは外国語もできるようになりたいし、世界で通用する歌とダンスができるようになりたいんです!」
/『B.L.T.』(2011年3月号、p.152「モーニング娘。史上最強の!? 9期メンバー大決定!!!」)
Posted 25 January 2011 - 01:44 PM
Awww..Zukki's "I want to make all the fans smile in a lot of different ways. I want to become a character who people naturally smile being around" made me SMILE:) <3!!! :D ! HER SMILE Is contagious...wohooO! :D Go zukki<3!!! my #1 9th gen member fave..hehehe:D !
あぁぁぁ…ズッキの「ファンの皆さんにいろんな意味で笑顔になってもらいたいです。私と一緒にいたら自然に笑顔になっちゃう、みたいなキャラクターでずっといたいです。」という言葉でもう笑顔になった!(^^) 彼女の笑顔は癖になるよぉぉお!(^o^) 行けーズッキ!9期で一番のお気に入り…ふふふ(^o^)
Posted 25 January 2011 - 04:42 PM
woah! Chinami have a real rival now
うわー、千奈美のリアルなライバル出現。
※Berryz工房の『ライバル』がリリースされたのがこの1年半前。
Posted 26 January 2011 - 12:36 AM
Kanon wants to make her fans smile and to be a character that people want to be around: she's already thinking like an idol! She's such a genuine person.
香音はファンを笑顔にしたくて、人々が周りにいたいと思うキャラクターになりたいんだそう。彼女はすでに考え方がアイドル!彼女は正にそういう存在だよ。
Posted 26 January 2011 - 12:44 AM
^ I agree with that! She is going to be an excellent idol, I can feel it already. That smile
私もそう思う。素晴らしいアイドルになっていってる、というか、自分の中ではすでにそう。あの笑顔ね。
Posted 26 January 2011 - 02:10 AM
She's someone for anyone to look up to. Any age. Any gender. Any lifestyle. She really does tell you what an idol is.
彼女はあらゆる人が尊敬するに値するよ、歳も性別もどんな生活であるかも関係なく。彼女は正にアイドルとは何かを教えてくれているよ。
Posted 26 January 2011 - 03:04 AM
I agree ^_^
when she said "I want to make all the fans smile in a lot of different ways. I want to become a character who people naturally smile being around" that really left me speechless ; u ; I'm liking Kanon more and more <3
her smile is definitely contagious <3every time when I see her smile, I can't do anything except smiling back x3
私もそう思う ^_^ 彼女の「ファンの皆さんにいろんな意味で笑顔になってもらいたいです。私と一緒にいたら自然に笑顔になっちゃう、みたいなキャラクターでずっといたいです。」という話に私は言葉も出ないぐらい感動(;u;) どんどん香音を好きになっていく。彼女の笑顔は本当にクセになる。彼女の笑顔を見るといつも私も笑顔しかない。
それまで表情などから元気で明るい子どもだと思っていた Zukki が、明るいだけでなくアイドルとして理想的な考え方まで持ち合わせていることが分かり、驚きと感動で言葉も出なくなるのでした。
海外のファンの中で Zukki が次世代の The Momusu になった瞬間が正にココであったように思います。

舞台の上での「センター」は、当時高橋で、やがて田中になり、鞘師へ移って行きます。「リーダー」は、高橋、新垣、道重、譜久村と移ります。
しかしそれとは別に、彼らの多くが心惹かれる、見ていて明るくなる・幸せな気持ちになる、そんなアイドルらしい存在は、久住小春であり亀井絵里であり、無邪気に育ちながら、ゆっくり確実に成長を遂げていくハロプロキッズでした。*5
やがて明るいキャラが次々と卒業し、気持ちにポッカリと穴が空いたところ、突如現れたのが鈴木香音だったのですよね。
Posted 16 March 2011 - 07:55 PM
Zukki seems like she'll be Momusu's prime comedy front lol She has a great personality and is cute to boot! She has the kind of energy Momusu needs right now (especially since they graduated all 4 of their "moodmakers" XD )
ズッキは一番のバラエティ担当になりそうだ(笑)。彼女は凄い個性を持っているし、おまけに可愛い!彼女はまさに今のモー娘。が必要としているエネルギーを持っているよ(特に4人の「ムードメーカー」がみんな卒業したからね ^_^ )
※2009年卒業の久住、2010年卒業の亀井、ジュンジュン、リンリンのことを言ってると思われる。
彼らにとって、次の世代の「明るさのセンター」と思える存在になった。そういうことだったのではないでしょうか。
思えば、次世代のセンターだと確信された鞘師が加入半年で腰を痛めて得意の「ダンスが踊れなくなった」時、心の支えになったのは、ファンからの励ましの手紙だったといいます。ダンスが出来ない彼女の気持ちを考えて居ても立ってもいられなかったファンの行動でした。
海外のファンが、香音ちゃんの笑顔のピンチにアルバムを直接届けた理由もきっと同様なのでしょう。
見ているだけで元気がもらえる、まるで太陽のように眩しい存在だった彼女の「笑顔が見られなくなった」ことは、まるで彼女の存在自体が消えてしまうような大きな出来事に見えたのではないでしょうか。
それ以降、2014年までについては、以前の更新(冒頭に張ったリンク先)の通りで、NY公演で海外のファンと感動の対面を果たします。
笑顔の会話
舞台は、冒頭のヒューストン公演に戻ります。
直接話していなくても、遠く離れていても、母国語は違っても、常に通じあっていたんだと思います。言葉を交わす必要もない、そんな関係性。
最後の瞬間
再び、そして最後の、直接伝え合える瞬間がやってきました。アンコール後のMCで、譜久村リーダーが代表して英文の手紙を読んだ後のこと。
※当日の会場から配信されたFancam映像をお借りします。
譜久村(手紙)「I promise I'll be back. Thank you!」
-- 手紙を読み終えると、歓声とともに自然発生的にコールが起きる。
観客「Zukki! Zukki! Zukki!! Zukki!! Zukki!!! Zukki!!! …」
-- 次第に大きく、そして一体感を持つ歓声。メンバーが注目する中、両隣の譜久村・石田に背中を押される。
ここで思ったんです。
卒業についての説明はフクちゃんのお手紙に含められていたので、特にここで話すことは考えていないはず。だけど、盛り上がっちゃってる。
……この状況どう収めるんだろう? って。
おずおずと一歩前に出た彼女。しかし、迷いはありませんでした。
-- 一層盛り上がる歓声。ファンの優しさに胸が詰まる。
-- 胸いっぱいの気持ちで吐息混じりに一言。
「サンキュー…」
-- そしてグッと力を込め、意を決したように万感の思いで叫ぶ。
「アイ・ラヴ・ユー!!!」
-- 大歓声が会場にあふれる。
-- 笑顔と手のハートで応える。
ほんの一瞬のセッションでした。必要最小限の言葉、だけど、最大限の気持ちで叫ぶと、観客に彼女の思いはすべて伝わりました。
-- 会場がすべて納得した雰囲気となり、リーダーへ最後の曲をうながす。まるで言葉とは別に漂う空気のようなものを読んで通訳するように。
I love you.
迷うことなくスッと「I love you」と伝えた彼女。以前も触れたのですが、彼女らしいシンプルな感性だと思うんですよね。
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「ありがとうございます」ではなく、シンプルに「すごく好き」。この表現は彼女の強みです。「笑顔が好き」というコンサートMCのように、しばしば聞いていて気恥ずかしく感じられることがあります。 しかし、この言葉がひとたび "love" を使った英訳で海外に届けられた時、シンプルであり何より世界中で普遍なこの言葉は、きっと誰の心にも伝わる 海外の方々との親和性の強い表現になっていると思います。
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「I love you」を突き詰めると日本語には無い表現で、それを夏目漱石が「月が綺麗ですね」と意訳した逸話が、最近また話題になっています。
言葉であって言葉ではない、握手やハグや日常の挨拶のように、お互いの好意を確認し合う表現です。
だから、あの場は、確認出来る記号のようなものだけで良くて、もう「Thank you」と「I love you」で十分過ぎるぐらいで、笑顔が見えて声が聴こえるだけで、きっと必要なコミュニケーションはすべて足りていたのですよね。
笑顔は世界の共通言語
この状況を、ある歌が説明してくれています。
あなたが笑ってたら 僕も笑いたくなる
あなたが泣いていたら 僕も泣いてしまう
難しい顔 難しい話
今ちょっと置いといて笑えますか?
きっとこの世界の共通言語は 英語じゃなくて笑顔だと思う
子供だとか大人にかかわらず 男だとか女だとかじゃなく
あなたが今楽しんでいるのか 「幸せだ」と胸張って言えるのか
それだけがこの世界の全てで 隣でこの歌唄う僕の全て
/高橋優『福笑い』(2011) *6
彼の語る世界の真理と同じようなことを、香音ちゃんも海外のファンに聞こえる場で伝えていました。
--今後の世界ツアーへの展望について訊かれて
鈴木「一人ひとり顔は違っても笑ってるのって絶対幸せが伝わるじゃないですか。そういうのスゴい素敵だなと思ったので、世界に飛び回って色んな人と笑顔を共有したいなとか思いますね。」
/『2.5D presents Morning Musume。'14 ROAD TO NY LIVE TALK SESSION with MTV81』(2014.08.08生配信)
BBSにも性別や年齢に関係ないという声がありました。画面に映し出される彼女の笑顔は、どんな人にも楽しそうだとよく分かります。
無邪気に楽しむ姿に元気をもらい、やがて、また彼女の映像を見たい、いつか会いたい、そう思える存在になっていたのです。
遠い国から、彼女の動画や写真を観るだけで直感的に好きだと思えるようになりました。

同じように、写真からパワーをもらった香音ちゃんも、やはり直感的に海外のファンを好きだと思えるようになりました。

その瞬間、きっと「好き」という気持ちで通じ合ったんだと思うんです。
彼らは彼女が好きで、彼女も彼らが好き。それだけで十分。気持ちがシンプルであるほど感情は伝わります。
心の深い部分で、お互いの好きだという思いは通じていた。だから、言葉は要らなかった。そこに居るから。姿が見えるから。大きな声が聴けたから。
そして、笑顔だったから。

なぜ、彼女が海外で人気なのか。
それは、言葉が無くても思いが伝わり、元気をもらえる人だったから。そういうことだったのだと思います。
■
彼女がおなじみにしてきた儀式があります。
地元の公演で舞台に立つと、マイクを使わず地声で「ただいまー!」と挨拶するのがお決まりです。
これをやり始めた理由。当時13歳の少女はこんなことを考えたそうです。
マイクを通すのって、一度マイクから電波になって機械を通って音が出るじゃないですか。そういうのじゃなくって、何も機械を通さずに生の声を出したら、それが一番感情がこもってるんじゃないかと思って、で、言い始めたのがきっかけです。
子どもながらに一生懸命考えたんだと思うんです。 小学生で加入して一つのことに打ち込み始めた少女のピュアな思いやりと発想力。
ダンスが得意、歌が得意、様々な個性が集まるグループの中で、自分の感情を 伝える力 が彼女の「才能」だったのではないでしょうか。

海外のファンが直感的に惹かれたのは、そういった力がバックグラウンドにある気がします。
ファンそれぞれ、惹かれる理由は違います。
ヒューストンでは、小田さくらの歌に惹かれたファンも、石田亜佑美のダンスに惹かれたファンも大きな歓声をあげていました。
そんな中で、鈴木香音の伝える力に惹かれたファンが、最後の機会にこぞって より一層の歓声をあげた。そういう状況だったように思います。
半開放型のざわついたスペースで6000人を前にしていたので、さすがにマイクを使いましたが、確実に笑顔を交わし合い、気持ちを伝える大切さを再び実感しました。
笑顔で会話した5年間の最期、卒業を目前にして、海外を訪れることが出来たのは本当に幸いなことでした。
距離も、言語も、接する時間も、何も関係無い。
心を通わせるのに何のハンディも無いのだという確信は、きっと彼女の今後のキャリアに大きな力を与えるに違いありません。
◆ ◆ ◆
みんな興奮状態の中、ひとり喜びを噛み締めていました。

*1:開始時点で125usersで、その後151まで上昇。
Posted 23 December 2010 - 05:00 PM
125 browsing this thread omg..
ah.. 1minute left !
no IT STARTEDDD
Posted 23 December 2010 - 05:10 PM
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*2:Suzuki Kanon という候補者が居ると知った時点から、Airi や Kanyon とどう呼び分けるかという議論もあった模様。
*3:o(^-^)o
*4:現在、「blog! project」という海外のサイトで、ハロプロのメンバーブログを翻訳していますが、このサイトが始まったのは2011年で、海外ファンの間でいつ頃定着したか分からないですが、普及までの間は(あるいは英語が分からない人は今でも)加入後の9期の速報は映像と写真だけを見ることになります。
*5:その点で、キッズでとりわけ萩原舞が海外で一番人気というのも合点がいきます。※参考: ℃-uteフランス公演大盛況! ヨーロッパ全土からファン集結! 現地組のTwitter、Ustレポあり | カラフル x ハロプロ
*6:先日5周年を迎えた記念のツアーでも、アンコールMCで「また共に笑いましょう」と約束し、オーラスでこの曲を歌っている。



















