テレ娘。

「テレビで見かけた娘。さんたち」 略して、テレ娘。 テレビ好きの目線から、画面に映った娘。さんたちについて触れます。

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第56回NHK紅白歌合戦

第56回NHK紅白歌合戦 - テレ娘。
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前日放送されたリハの映像、当日の録画、年明け2日の舞台裏ドキュメントがようやく手元に揃い、一通り見直しました。
夏先生のかけた発破はグッときたし、旧メンバーが当時の衣装で並んだ姿は全盛期そのままでため息が漏れたし、現メンバーが奔放に跳んでいる姿にも心強いものを感じたし、文句のつけようのない演出で感動しましたが、一番ゾクッときたのは小春の最後のキメ台詞でした。


「ラブマッシーン!」


この一声で、彼女は2005年の役目を充分に果たしたのではないでしょうか。

舞台裏ドキュメントでもスポットを浴びますが、「楽しみたい」という前向きな姿勢や「一番若いので、大先輩に負けないような『ラブマシーン!』を決めたいと思います」という自信、そしてそれを裏づける舞台袖で振り付けの確認を繰り返す努力、一つ一つに感心しきりでした。体育会系の部活の雰囲気とショービジネスのキナ臭いにおいが混じった厳しい世界にたった一人で飛び込んできて、今年一年へこまされることも多かったでしょうが、立派なモーニング娘。の一員になったことを証明した瞬間を見た気がしました。逃げない、負けない、物怖じしない。斜陽のグループの救世主として大きな責任を背負わされているのに、そんなことを知ってか知らずか、何でも楽しんでやっている彼女を見ると、よくぞモーニング娘。に入ってくれたと感謝さえしたいです。

ある芸能サイトの記事で、

久住小春の感想ですが、登場する時代が遅すぎた気がします。2年前の6期生と一緒だったら違っていたと思いますが、久住小春を応援してくれそうな層・世代が、キッズに流れてしまった後の登場は、あまりにも不幸です。」(スクランブルエッグより)

と書かれているのを見かけたけれども、娘。の一番年下とBerryzの一番年上は、やはり別物。アイドル久住小春が生まれた時点で舞台は用意されていましたが、彼女はそれを受け止められる根性がある。ミラクル。作り上げられたシンデレラが本当のシンデレラに化けるかもしれない。つんく♂のサングラスはまだ曇ってはいないと思います。