テレ娘。

「テレビで見かけた娘。さんたち」 略して、テレ娘。 テレビ好きの目線から、画面に映った娘。さんたちについて触れます。

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『Dream Road~心が躍り出してる~』MVから想起するJuice=Juiceの現在進行形

『Dream Road~心が躍り出してる~』MVから想起するJuice=Juiceの現在進行形 - テレ娘。
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わたしの今年のハロプロ楽曲大賞のMV部門1位はこれです、と投票する前に書いておこうと思い、駆け込みでダーッと書いてみます。

www.youtube.com

 

「楽曲×ダンス×映像表現」が最も有機的につながっていると思えたんですよね。

 

注目したきっかけは冒頭のこの場面。

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初めて観た時、後ろを向いて引き返しているのがドラマのワンシーンのようでハッとしました(ハロコンでは見逃してた)。

地に足をつけて活動しているように見えるJuice=Juiceですが、これを見たら、何かを示唆しているようで胸がキューッとなったんです。

 

そもそも、この楽曲は歌とコンテンポラリーダンスで一つの物語を表現する短編ミュージカルのような作品ですが、映像表現が加わることで、更にストーリーが明確になったように感じました。

 

壁を叩く動作を繰り返す5人。

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冒頭の一連は、彼女たちが過去の出来事を回想する物語を思わせます。

舞台芝居のオープニングによく見られる、モノローグ形式のナレーションで、「実は、諦めてしまおうと思ったこともあったんです。でもね……」と言ってパッと客席側を向いて語り始める感じ。

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ここから本編が始まります。

 

 

陰と陽のコントラスト

このMV映像は、「陰」の場面と「陽」の場面との対比が明確で、両者をスイッチさせながら進んでいく構成になっています。

 

「陰」: 雨/モノクロの花/無表情/花びらの中で目をつぶっている

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「陽」: 雨がやむ/カラーの花の開花/笑顔/花びらの中で目を開く

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前者の場面は、彼女たちの弱気な様子諦め迷い落ち込みを表していて、後者の場面は、苦難に対して前向きに取り組む様子を表します。

歌やダンスで表現する気持ちの変化に、それをイメージさせる画を重ねることで、より強く印象づけるのです。

 

暗い背景に雨が降る中で、伏し目がちの植村。

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モノクロの背景に飛ぶ雨垂れ、モノクロのしぼんだ花。

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雨の中、表情を無くした高木。

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モノクロの空、モノクロの花。

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同じく、雨の中で憂いの表情を浮かべる金澤、宮崎。

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目をつぶっている宮本。

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しかし、歌詞に前向きな様子が芽生え、曲調にも強いビートが加わり、一気に形勢逆転していきます。

 

「心が躍り出してる」

「明日を捉え始めた」

 

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目を開いた高木。

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モノクロの花が段々と開き、色彩豊かな本来の姿に蘇る。

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叩いていた遠い窓から光が差し込み、その光をたどると、雲の切れ間から陽の光が顔を見せる。

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心が躍り出してる 明日を捉え始めた

先日の番組出演の際に、MCのベッキーが印象的な歌詞についてこのように言っていました。

 

ベッキー『心が躍り出してる 明日を捉えた』って一文が、すべてを物語ってるし、こんな前向きな言葉、さすがつんく♂さんだなと思って。」

 

BSスカパー!『FULL CHORUS ~音楽は、フルコーラス~』(2016.11.15放送)

 

彼女たちを知っていてもそうでなくても、自然とストーリーを想像したくなるフレーズです。*1

 

MV中、まぶしい光が差し込んでくる場面、即座に頭に浮かんだのは、6枚目のシングル『Wonderful World』がリリースされた当時のことでした。

www.youtube.com

 

MVが披露されてしばらく、失礼ながら、さほどハロプロファンの間では話題になって無かったと思うんですよね。

映像や曲調がシンデレラ城の前で歌うディズニー曲のようで、「普通」について語る歌詞も含め、全体的に清々しい青少年の唱歌のような雰囲気で、大人な路線で押していたJuice=Juiceの楽曲としてこれじゃない感じを受けた記憶があります。

また、オーラス曲として、Berryz工房『一丁目ロック』や℃-ute『JUMP』のドドドっと押し寄せる濁流の勢いに比べ、清流のようなこの曲に物足りなさを覚えるオールドファンもいます。

 

でも、当時の背景が、この曲に命を吹き込んだような気がしています。

 

この曲のリリース(2015年4月)以前、Juice=Juiceは決して順調ではありませんでした。当時、わたしは元日の紗友希ちゃんの一言が気になっていました。

 

今、自分達の現状に危機感を覚えています。

 

あけおめ 高木紗友希|Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba(2015.01.01更新)

 

実はこの2日前に「ハロプロ楽曲大賞’14」が発表になり、楽曲部門の1位が2013年12月リリースの『イジワルしないで 抱きしめてよ』となったのは皮肉な結果だなあと思っていたところだったんです。

紗友希ちゃんがこのイベントの結果を知ってたかどうかは分かりません。が、少なくともハロプロファンは、Juice=Juiceの2014年の楽曲が刺さってなかったことを受け止めざるを得ない結果となりました。

 

でも、これは決して彼女たちがいけなかったわけではないんですよね。

道重卒業、ベリ活動休止発表、娘。12期が加入、スマイレージが改名して3期加入、更には、カントリーが、こぶしが ………と、こんな中で自力で存在感を残せというほうが土台無理な話で。酷な時期に重なった2年目を過ごしていました。

本人たちは悪くないけれど、ハロプロ内で相対的に名前が挙がる機会が少なく、まるで2013年のレコード大賞以降 注目を集められていないのでは……という不安が募っていたのだと思うのです。

 

普段、のほほんとしたラジオやMCのトークそのままな雰囲気のブログでは、彼女たちの悔しい気持ちを詳しくうかがい知ることは出来ません。

しかし、少なくとも分かることは、このままではいけないともがく中で、大好きな歌を伸ばしたいと考えていたことでした。

 

今日はボイストレーニングがあって、

感情を爆発させて声を出しました!!

私は幼い頃は感情を力いっぱい爆発させて表現するのが好きで、

最近はなかなかそういう機会がなくてやっていなかったのですが、

久しぶりに爆発できて、幼い頃の素直に感情を爆発できてた時の事を思い出して、

今の自分に足りない、忘れてた感情を思い出せました。

もっともっと歌を音楽を知りたい!って好奇心が溢れ出てきました!

 

お片づけ☆宮本佳林|Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba(2014.12.15更新)

 

ものすごく面白いし楽しい!

楽しみな授業といった感じです。

先生と一対一のレッスンだと、
先生が自分の細かいところまで指摘してくださったり、褒めてくださったり、突き詰めてくださるので更に楽しいです。


私は、歌でしか人に喜んでもらうことが出来ないから。

だから!
頑張るんです。

努力努力。

 

ボイス 高木紗友希|Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba(2015.01.16更新)

 

ダンスも歌も
もっともっと上手になりたい!


レッスンも、
LIVEやイベントも

一回一回がとても大切なので


パフォーマンスに関しては
もっともっと欲を張って

努力し続けたいです!!!!
日々成長。

 

♪.イラスト公開 金澤朋子|Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba(2015.02.07更新)

 

--ボイストレーナー菅井先生を追いかけるドキュメンタリーで指導される様子が映し出された植村。彼女もブログにボイトレの楽しさを度々記している。

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日本テレビ未来シアター』(2015.02.13放送)

※詳しい指導の様子は『GREEN ROOM』でも配信されました。 https://www.youtube.com/watch?v=GobXZB4ZPZg#t=6m57s

 

 

そんな半年を経ての新曲リリース、Berryz工房活動休止とともにハロプロは怒涛のリリースラッシュがあり、Juice=Juiceもその中にいました。 

 

前週も翌週もリリースがあるためイベントが食い合ったり、他グループの個性の強い作品にファンの注目を持っていかれたり、色んな意味でラッシュに揉まれる格好でした。

 

しかし、朗報が飛び込んできます。

 

初日にデイリーチャート1位。

 

寝耳に水の知らせに、見守ってきたファンも驚きます。

 

ラッキーな週かもしれないと言われていたとはいえ、AKB×妖怪ウォッチのコラボユニットや韓流の人気グループ、アニメ方面など、数多く集まる団子状態で、多くを望んではいませんでした。

 

しかし、勢いそのままにオリコンウィークリーチャートでも1位を獲得。

 

これはおそらく、年に数えるほどしか無い、下馬評をひっくり返す結果だったんですよね。

 

「予想外の結果」。たった数百枚の差で明暗を分けたのは、他が伸びなかったからという記事ももちろん多かったのですが、こと彼女たち自身について言えば、歌唱に力を入れて準備をし、天候不順のイベントでも歌の魅力を真摯に伝え、それが実際に届いていたことが大きかったように思います。

 

雨天や寒さ、体調不良、他グループの予定との重複など、色々とコンディションが良くないながらも、各会場できちんと歌い伝えて、その結果、僅差で競り勝つこととなりました。

 

もちろん、ネットで音楽が流通するようになって、CDセールスのランキングが意味をなしていないことは重々承知です。そもそも歌は勝ち負けを争うものではない。

でも、やっぱり意味はあると思うんですよ。

 

知らせを聞いて、「次のステージへの切符をもらった」って思ったことをすごく憶えています。いわゆる「箔がつく」ということ。

未だ多くのメディアが扱うランキングです。番組やイベントの出演の際の宣材資料に載せるでしょうし、それを受け取るメディア側も番組作りがしやすい。例えば、ラジオにゲストで出たら肩書として紹介されるし、歌番組なら出演オファーの検討材料になる。そうして、今までより一つ上のステップでのキャスト選びの俎上に載る権利を得たような手応えを感じたんですよね。

その後、ドラマ『武道館』に5人揃って出演することが発表されたのは、この半年後のことでした。*2

 

歌がもっと上手くなりたいと特訓して、全国を歌って回って、「あなたに出会えたから」という歌詞の通り、彼女たちの歌が良いと思ってくれる人と出会って、結果につながった。

この成果を讃えるように、この曲が夏のハロコンのオーラス曲となり、オールキャストで合唱します。

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50人からなるステージの真ん中で歌い踊る5人。まるでパレードで園内を巡った最後、シンデレラ城の前に戻ってきた5人が、ハロプロを取り巻く人々に勝利を報告する凱旋のお祭りのようで、会場全体が喜びに溢れていました。

見違えるように自信に満ちた5人の姿を見て、「この世界は素晴らしい」という歌詞は、こういった雰囲気を表現するものなのだと、この時あらためて納得させられたのですよね。

こうして、この歌は、彼女たちとファンとが初めて成果をつかんだ、かけがえのない「喜びの歌」として命が吹き込まれた思うんです。

 

「心が躍り出してる」「明日を捉え始めた」と言える大きな出来事であったと言えるのではないでしょうか。 

 

 ・ ・ ・

 

雨の中で笑顔を取り戻す。

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「Go! 夢を追え」
「Ready go! 恐るるなかれ」
「Go! 夢を追え」
「Ready go! 未来をつかめ」

 

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ダンスもそれまでこわばっていたところから一転、両手足を伸ばし、前に漕ぎ出すように旋回するような大きな振り付けになります。

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一気に「陰」から「陽」に転換される場面、前向きな歌詞に合わせて、大きな窓から挿し込む明るい光の中で自分を鼓舞する振付、曲のアレンジもどんどんビートが強くなり、相乗効果により高揚感があふれてきます。

 

「楽曲×ダンス×映像表現」が綺麗にシンクロして、あの日の喜びの記憶も相まって、ふわ~っと何かから解放されていく心地。わたしの中で一番好きな部分ですね。

 

 

心が折れて負けそうな日も 確かにあったな

当初このMVは「悩みを乗り越えた(そして武道館に辿り着いた)」というテーマだと思って見ていたので、ここで再び雨が降る展開は意外でした。

彼女たちは、再びピンチを迎えるのです。

 

「心が折れて負けそうな日も」

「確かにあったな」

「振り返ってみりゃ笑えるような」

「悩みもあったな」

 

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雨に濡れて、落ち込んだ表情の金澤朋子

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ここで今度は、心の葛藤や仲違いの様子がダンスで表現されます。

 

やじろべえのように右へ左へ、戸惑う気持ち。

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仲間同士で争う。

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やがて、再び笑顔を失う。

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まるで気持ちがぐるぐるとループするように、こんがらがった状態でもがく5人。

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※斜めの構図が、暗礁に乗り上げた心境を思わせる。

 

  ・  ・  ・

 

例年、冬のハロコンは、必ずインフルエンザにかかるメンバーが出て、代わる代わるお休みの知らせが聞かれます。

でも、かなともはだいぶ長いこと調子が悪いらしい、と心配されていました。

 

金澤朋子の体調不良に関してですが、医師の診察を受けた結果
腸炎1週間ほど安静と加療が必要と診断されました。
医師とも相談をし、下記の公演を全て欠席させて頂く事になりました。

 

2016/01/13 金澤朋子に関するお知らせ - ニュース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト

 

伝えられていた1週間のお休みが明けて、1/22(金) かなともはライブに復帰します。当日のブログで感謝を伝えました。

 

金澤にとって、新年1発目。
久しぶりの単独LIVEが終わりました。

(中略)

これだけ皆さんの愛に支えられて沢山のパワーを頂いて。金澤も何か、なんらかの形で、必ずお返しをしなくちゃいけないなと。

(中略)

P.S.

明日はハロコンです!

当日券もありますのでオリックス劇場に是非お越しくださいっ

 

♪.ありがとう。 金澤朋子|Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba(2016.01.22更新)

 

しかし、復帰ライブの現場の本音を聴くと、実際はギリギリの状況だったようです。

 

翌日のハロコンで、不安は現実となります。

 

オリックス劇場に是非お越しくださいっ」と招いた土日の公演、1/23(土)の昼公演で途中退席し、その後の夜公演と翌日1/24(日)は昼夜とも、ステージに立つことが出来ず。。

 

週明けに公式発表が出ました。

 

昨年末より何度か通院をし、医師の診察を受けておりましたが、

今回診察の結果「子宮内膜症」との診断を受けました

 

2016/01/25 Juice=Juice 金澤朋子に関してのお知らせ - ニュース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト

 

まもなくドラマ『武道館』が始まり、新曲のリリースも控え、220ツアーもまだ中盤。これからが本当に大事だというところで、目の前が暗くなる不安な出来事でした。

当時のことを、武道館直前のインタビューで、このように語っています。

 

--そうした状況だとステージに立つ側はもちろん、立てない側も悔しさや苦しさがありますよね。実際はどんな心境だったんですか?

金澤朋子:(略)日によって波があったらファンの方も心配するし、私が出る出ないという差があることによってメンバーへの負担も変わってきちゃうし、今日は4人バージョン、明日は5人バージョンってなるとみんなに迷惑をかけてしまうので、すごく葛藤というか、複雑な心境で、その場にいるのも申し訳ないぐらいな感じで「どうしようかな?」って悩んでいました。私の場合はいつ普通にステージに立てるようになるかも分からなかったので、薬に馴れていくしかないなと思って。でも、その馴れる方法も自分では分からなかったりもするので、その時期は「先が見えないな。どうしたらいいのかな?」って思う毎日でしたね。

--でもそこで諦めなかったから、今もこうして5人揃って肩を並べられています。どの辺りから光が見えてきたんですか?

金澤朋子:自分の体質に合ってる薬を見つけて、普段の体調とかもだんだん良くなってきたりして、それからは「これでやっと戻れる!」って。すごく嬉しかったですし、メンバーに負担をかけちゃった分「ここからもっと頑張らなきゃ!」っていう、自分の中で良い意味での活力にもなりました。

 

Juice=Juice【LIVE MISSION FINAL at 日本武道館】インタビュー | Special | Billboard JAPAN(2016.11.04付記事)

 

「その場にいるのも申し訳ない」という気持ち……。

診察を受けるまでの期間も調子の悪い時期はあったでしょうし、ドラマのクランクアップが前年のXmas頃だったことを考えると、前年の後半、活動が盛んになればなるほど膨れ上がる想像もできない不安を抱えていたはずです。

公式発表後の初めてのラジオ出演で、身近なメンバーにさえ『ごめんね』『ありがとう』しか言えてなかった現状を語っていました(参考:書き起こし→ *3 )。

 

幸いなことに、治療に専念すると1ヶ月弱ほどで体調に折り合いがつけられるようになり、ライブにも復帰できるようになりました。本当に幸いなことでした。

この当時ファンが思っていたことは、ハロプロリーダーの舞美ちゃんの武道館当日に上げたブログが代弁してましたよね。

 

いろんな人に迷惑をかけてしまって、、、ここにいるべきではないんじゃないかって本人は思っていたようだけど、

私は寧ろ逆だと思う!

続ける事は、今の金澤ちゃんのように苦しむ事も多かったと思うんだけど、

それでも、それを選んでくれた事で、

5人で武道館に立ちたい!というメンバーの夢も、

5人で夢を叶えてる姿が見たい!というJuice=Juice familyのみんなの夢も叶えてくれたんだと思う。

みんなが、金澤ちゃんの頑張りに感謝してると思うし、金澤ちゃんの頑張りに勇気や希望を貰った人もたくさんいると思う

 

Juice=Juice♡(舞美)|℃-uteオフィシャルブログ Powered by Ameba(2016.11.08 00:26更新)

 

公式サイトに発表が出た日、勇気を出して公表してくれたことに感謝するツイートを沢山見ました。

そして何より、状況を変えるため、彼女がきちんと明らかにして、病気に対して前向きに対応したことが大きかった気がします。

 

痛みがどれほどであったか想像もつかないけれど、不安や困難を5人で分かち合い、いつでも彼女が帰ってこられるよう万全の体制を整え、そうしてツアーを途切らせることなく難局を乗り越えました。

Juice=Juiceがピンチを乗り越えたのは、とてつもなく大きな出来事だったに違いないと思うんですよね。

 

 ・ ・ ・

 

目をつぶったまま。だけど、ちょっとだけまぶたが動いたかも。

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モノクロながらも花がほころび始めた。あと少し。。

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差し込む光を背に、自らを奮い立たせるようなダンス。先頭からやがて全員で。

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再び覚醒。色鮮やかな花びらが上空へ向かう。

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かなともも。

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次々に鮮やかな花が咲きほころぶ。

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ひとしずくの小さなきっかけが、波紋となって広がり始める。

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再び、光が差し込んでくる中、5人はもう迷うことなく前を向いて歩く。

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※5人が横一列に並んで進む場面、幾つかの角度から撮ったイメージをフラッシュ映像にしています。10カットぐらい続けざまに並べることで、ずんずんと前に進む力強さがリアルに感じられました。(3:50前後)

 

目指していた窓の向こうから、より一層の強い光が差し込んでくる。

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雨が止み、笑顔を取り戻した。心健やかな時も病める時も共に過ごし、葛藤して、乗り越えた。気がつけば5人の歯車がかみ合いきれいに回っている。

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そうして、ここに辿り着いたわけですよね。

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ここで元の壁を叩くアクションに戻ります。

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これは乗り越えた過去を回想する物語なんですよね。まるでミュージカルが冒頭の場面に戻って、「そんなこともあったけど、私たちは今日も壁に挑むのです」とモノローグでくくるように、乗り越えてそこで大団円、ではなく次に向かう。活動に終わりは無いのです。

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「明日を捉え始めた」がラストフレーズとなっているこの楽曲、これから目の当たりにするであろう真っ白な光を添えて映像は緩やかに終わります。 

 

ハロプロの中でフェードアウトで終わる楽曲はとても少ないのだそうです。

フェードアウトしていくことで、彼女たちの道のりには終わりが無いのだという視聴後感をたっぷり残したままエンドとなります。

 

細かく見ると、沢山の画をつないだフラッシュ映像のような見せ方が多用されているんですよね。ストーリーに合わせてサブリミナル的に挿し込むことで、無意識にその場の明暗が伝わります。

撮影のカット(構図)はさほど多くないと思いますが、こうして、様々なイメージを折りこんで感情の起伏をハッキリさせることで、たった5分の映像でも、葛藤のドラマが立体的に浮かび上がってくるような効果を生んでいました。

 

 

逆再生であらわす「当たり前じゃないこと」

このMVの最大のポイントは、花びらがふわりと浮かび上がっていく逆再生の表現です。

最初、花びらに埋もれているMVの彼女たちを見て、映画『カラフル』を思い出しました。

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実はこの映画も、あの世の入り口から下界に戻って別の人間の体を借りて生活をリスタートする再生の物語なんです。でも、この映画は非常にネガティブなテーマを扱った作品になっていて、MVとは雰囲気が異なります。

何より、一つ決定的な違いにがありました。それは、主人公の少年は諦めたけれど Juice=Juiceは諦めなかった ということ。

 

しおれるはずの花が再び開き、重力に従って落ちるはずの花びらが上に昇っていく状況。これは自然の摂理からすれば あり得ないこと なんですよ。

すなわち、逆再生とは、「不可能なこと」「当たり前ではないこと」「何か余程の力を加えない限りは叶わないこと」、そういった意味を表しているように感じました。

そして、転じて、このままではダメだと思ったところから、諦めずに息を吹き返し、逆境に耐え、夢を叶えるための活動を止めなかった 彼女たちの力強さグループとしての生命力、そういったものが込められた映像になっているのだと思います。

 

花のように可憐でいながら、しかし花びらは風に吹かれてどこかに行くのではなく、地に根を張る木々のように再び花を咲かせようとする。そして、その活動は現在進行形で終わることがない。

彼女たちの姿形だけでなく、芯の強さが美しさとなって現れていて、彼女たち自身のプロモーション映像にもなっていたような気がします。

 

 

苦労を見せない人たち

今も教え子たちを見守るつんく♂Pがこういった歌を用意したのは、意味があると思うんですよね。

もちろん、武道館を想定して制作されたものではありますが、ダブルミーニングとして、これまでのJuice=Juiceをなぞった内容になっていたような気がしています。

上に挙げたように、歌の中の流れと実際の出来事を照らし合わせていくことは容易です。でも、もしかしたら、見えない部分での苦労がもっとあったのではないか。そんなことを想像させられます。

 

ブログでもラジオでも、基本的にツラい気持ちを見せない彼女たちですが、時折、後になって熱い話がポロッと(主に紗友希ちゃんから)こぼれたりすることがあります。

 

私はJuice=Juiceの四人のことがすごく嫌いな時がありました。

こんなこと、皆さんに言うべきことではないのかもしれないですが、

その時期に、色んなことが起こり、

大泣きしながら話し合い、ぶつかり合いました。

だけど、その話し合いから、

私も、皆も、変わっていきました。

Juice=Juiceに懸けるものも、

Juice=Juiceを信じる気持ちも。

それは今も止まることなく膨らみ続けています。

「本気」でJuice=Juiceに向き合ってくれる皆が居て、私も居て。

あの時、「嫌い」と言ってしまったことを反省しています。

 

二周年 高木紗友希|Juice=Juiceオフィシャルブログ Powered by Ameba(2015.09.11更新)

 

おそらく、この更新から1年ぐらいさかのぼった頃の話なのだと思うのですが、当時のブログを振り返っても、そういった形跡は残していません。ラジオでも、アイス食べたよとか兄弟がこんな面白いことしてたとか、のほほんとした調子。

知られぬようにしていたけど、実は心の中はどしゃ降りで、舞台裏で泣いていたんですよね。

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頑張ってたらチャート1位になったりドラマ主演が決まったり。そうかと思えば、病気や怪我があったり。。

地道に活動をしているようで、その実、落ち着く暇なんてどこにもない3年を過ごしてきたんだと思います。

そういった、決して一筋縄ではなかった彼女たちの苦難の様子を描いているように思えてならず、だからこそ、「未来をつかめ」と立ち上がる彼女たちの後ろから光が差す場面は本当に良かったという思いでグッと来るのです。

 

 

つんく♂Pのアンサー

ただ、周りに苦労を見せないけれど、つんく♂Pには相談していたかもなあと勝手に想像しています。

彼女たちが危機感を感じていた時期を思い出すと、‘14が沢山テレビに出てたり、改名したアンジュルムが元気だったり、同世代の活躍に焦る気持ちを伝えたりしてたのかな、と。

だとしたら、それに対するアンサーが、この歌詞だったりするのかもしれない。そんなことを感じました。

 

「誰かの目線や うわさとか」

「関係ないよ どうでもいい」

 

そして、こう続きます。

 

「ねえ もっと自信持って」

「ねえ もっと自分らしく」

「ねえ もっと輝ける」

「ねえ 私」

 

この辺りの表現は、主語が本人でも他者でも合う気がします。

ライナーノートには、こんなことが書かれていました。

 

「夢を追え、何も恐れるな」ということを言いたくって。 

「夢」というのは、人生を変えるのに大いなる原動力となります。 特に日本では「歌手を続ける」というようなことに対して「給料ゼロでもいいからがんばりたい!」的な根性論も登場するほど、「夢があればなんだって出来る」そのように思います。 なので、Juice=Juiceのメンバーもそうですし、まだまだこれから時代を背負っていきたい世代には「夢」を持ち、シャニム二突き進んでほしいとそう思います。

この曲の歌詞を書き始めたら僕の心が躍り出して仕方なかったんです。 なので、どうしてもそれを入れたく、タイトルにしました。

 

Juice=Juice 2016年10月26日 Sg「Dream Road~心が躍り出してる~」|つんく♂オフィシャルブログ 「つんブロ♂芸能コース」 powered by アメブロ(2016.09.02更新)

 

「ねえ 私」から、「心が躍り出してる 明日を捉え始めた」につながり、「GO! 夢を追え」と続きます。

つんく♂Pが言いたかった「夢を追え」が強いビートで流れる部分に辿り着くまで、彼の内面から湧き出るJuice=Juiceに対しての感情的な言葉が数珠つなぎに並んでいるんですよね。*4

 

ライナーノートから読み取れるのは、夢を持ち続けて欲しいというメッセージです。活動を継続すること、とりわけ継続の核となる夢を持つこと。そんなことを彼女たちに期待しています。

武道館は大きな達成だけど、達成したことよりも、武道館という夢を持って前を向き続けた事こそが賞賛に値する。夢だと思わなかったら辿り着かなかったし、これからも夢を持ち続けることが何より大切な演者のつとめなのだと言っている気がします。

だから、1万人の前で歌った日も、1人で病気療養に専念した日も、「今日も前を向いて活動しました」と胸を張って言えるなら、それは歌手の修行においては同じ一日であり、修行僧が今日の事を成し終えて与えられるひとかけらのパンのように、対価に変わりはない。そんな自らを律する、歌に対して敬虔な歌手の情景が思い浮かびます。

 

でも、そんな彼女たちにゆるされる、大きな仕事の後の小さな幸せ。

 

「するべきことをやり終えた夜」

「チョコのご褒美」

 

ハロプロファンの多くが「つんく♂節は健在だ」とクスッとなった一節です。

日々精進しなさいと言いつける一方、お年頃の女子が「自分へのごほうび」と称して、小声で「私がんばったよね」なんて囁きながら、ひとかけらのチョコレートを頬張る……それぐらい許したってもええやないか、というささやかなアメとムチの愛情を感じます。

それと、つんく♂Pからしたら、Juice=Juiceが武道館公演することは「ついに辿り着いた」みたいな場所でがないのかもしれません。大きな目標だったけれど、これからの長い歌手活動の第一歩であってほしい。

だから、ここで満足して豪華な宴席を囲んだりしたら、この先もっと大きな出来事の時に食べるものが無いじゃないかと、今後のJuice=Juiceを考えて、武道館に見合うのはチョコひとかけらぐらいやで、という意味合いもあるかもしれない。

 

とにかく、手放しで喜ぶのではなく、つんく♂Pが勇退前に手がけた最後のグループであるJuice=Juiceには、もっともっと長く大きなことを続けて欲しいと期待をしているのだと思いました。

 

 

 

 

最後の方で、ひとかけらのパンがどうのとか、厳しい宗教の戒律みたいなものを思い描いたのは、やはりMVにあって、シンデレラ城のパレスでまばゆい衣装を着て歌い踊るような『Wonderful World』のイメージに対し、『Dream Road~』は、大聖堂で鐘撞きのおつとめをする主人公カジモドを思い出したんです(参考: ノートルダムの鐘 - Wikipedia )。

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※聖堂の屋根裏にある自分の住処に、初めて出来た友人エスメラルダを招いた場面。

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※彼は聖域であるこの寺院から出ることは出来ないが、彼が鳴らす鐘の音は人々に幸せをもたらす。

これは、表舞台で輝くJuice=Juiceに対する日常の彼女たちにも通じるところがあるような気がしています。

 

不平不満は極力もらさず、見えないところで寡黙にスキルアップに励み、夢の武道館に辿り着いてもまた次に進む。そんな彼女たちのリアルがこのMVには描かれているような気がしてならないのです。

それが証拠に、武道館が終わって(さすがに1週間ぐらいは休みましたけど)その後の彼女たちのブログを見ていると、当たり前のように各々ジョギングや筋トレなど自主トレーニングに励んでいました。継続する心づもりが揺らぐことは無いのだと分かります。

 

手が届きそうで届かなそうな窓が頭上に見えた時、届かないと諦めるのは簡単で、そうでないとしたら、まず壁に向かって行動しなければ始まらない。

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他のグループのことはどうでもいい。他の活躍を悔しがるのではなく、好きな歌を大切にすればいい。そうして、5人がそれぞれ自分の歌唱に彩りを持つようになりました。

自分たちが夢を持つことで心躍り、それが周りの心を躍らせ、ハロプロファンの誰もが一目置く存在になった今があります。それをずっと続けられる人たちであって欲しい。

これまで壁を叩き続けた過去への小さな賞賛と、これからも壁を叩き続ける彼女たちへの大いなる激励が込められた歌なのだと思いました。

 

 

 

 

*1:ハマ・オカモトさんとやっているこの番組で武道館イベントもありましたが、以前は『ライブB♪』ぐらいしか接点は無かったでしょうか。『ハッピーMusic』等で4人の結成当時のスマイレージからよく知るアンジュルムに比べると、人となりはご存知でないかも。

*2:℃-uteだと年齢が合わないし、他に5人のグループ無いし、、と思うかもしれないけど、Juice=Juiceが主役には力不足となれば、ハロプロ全体でオーディションしてHigh-Kingのような特別編成を組んでも良かったわけですよね。……それはそれでスケジュール調整が大変そうだけど。

*3: 

 

--公式発表後、初めてのレギュラーラジオ『We are Juice=Juice』出演の際、一人語りをする「ボイスブログ」のコーナーで、抱えていた思いを語る(BGM『続いていくSTORY』)。

金澤「私が子宮内膜症の発表をさせていただいた時に、他のメンバーの4人も公式ブログのほうでコメントを出してくれたんですけれども、正直、タイトルからして、みんな、『朋子について』『金澤朋子』みたいな、一杯書いてくれてて、名前がタイトルから出てるってのも凄く不思議で、ちょっと開くのが怖いなあっていう風に最初正直思ったんですよ。何が書いてあるんだろうとか、メンバーとも直接そういう話をするのが怖いなってのがあって、何書かれてるんだろうとか思ったんですけど。いや、ほんとに、なんだろうな、うふふ……ほんっとに……なんだろう……(涙で言葉が詰まる)みんなには本当に迷惑しかかけてなくて。急にね、4人バージョンの歌割りとか、場位置とかに変更させちゃったりとか、ほんとにほんとに申し訳ないなってずっと思ってて、居ても居なくても迷惑をかけてしまう現状が凄く悔しくて。なので、みんなから、どんな言葉があるんだろうとか、みんなのこともも不安にさせちゃってる現状もあるので、怖いなって思ったんですけど、みんな全然怒ったりとかせずに、ほんとに、応援してくれてて、温かく受け入れてくれてて、ほんとにほんとに、ああJuice=Juiceで良かったなって思いましたし(すすり泣きが止まらない)、なんか、こうあらためて、みんなの存在の強さとかに気づいたりして。普通、だって、怒るじゃないですか。これだけ迷惑かけて、急にお休みさせてもらったりとか、急にね、やっぱり帰ってきますとか、みんないつも、ともは今日は出るのか出ないのかみたいな状況で、どちらのバージョンもすぐに臨機応変に対応できるように準備してくれてて、ほんとにほんとに心強いなというか、悔しい気持ちももちろんあるんですけど、4人がいてくれたおかげで、私、今まで頑張ってこれたんだなっていうのを再確認しまして、私もみんなになるべく迷惑かけないように、元気に活動頑張っていかなきゃなと思いまして、ほんとに一つ一つの言葉が心が染みるというか……なんだろうな……本当に言いたいことは沢山あるんですけど、実際みんなを目の前にすると何も言えなくて、『ごめんね』『ありがとう』しか言えなくて、凄いもどかしいというか、なんだろう、煩わしい感じとかもあったんですけど、そんな中で、ともが活動を続けてくれることが嬉しいって言ってくれるメンバーがいるってのは本当にありがたいことだなと思いましたし、今後も支えていただく形にはなっちゃうと思うんですけど、私もサブリーダーとして出来ることを、少しずつ少しずつこれからどんどん頑張っていけたらいいなと思いました。みんな、ありがとう。」

 

--しばらく無音→「We are Juice=Juice!」のジングル→しばらくエンディングのBGMが続いて、進行の植村が話し始める。

 

植村「(ちょっと涙を押さえた感じで)『We are Juice=Juice』、あっという間にエンディングのお時間です。いやあ、感動的なコメントは流れたのか、いや流れてないのか、分からないんですけど。なんともなんとも、今、収録中のスタジオに居る人が全員泣いたという……」

 

bayfm『We are Juice=Juice』(2016.02.02放送)

 

*4:Juice=Juiceが悩んでいた時期は、つんく♂Pもガンと戦っていた大変な時期だったので、当時返事できなかった言葉をこの曲にしたためているのかも……とか妄想してます。