テレ娘。

「テレビで見かけた娘。さんたち」 略して、テレ娘。 テレビ好きの目線から、画面に映った娘。さんたちについて触れます。

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第11回ハロプロ楽曲大賞 投票

 第11回ハロプロ楽曲大賞 投票 - テレ娘。
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10年間 興味深く見てきたこの催しに、今回初めて参加します。
ブログを再開して、Twitterの専用アカウントをとって、初めてライブ(ライブビューイングだけど)を観て、思いの外ハマってしまったこの半年。小さな一票ながら大きなアニバーサリー・イヤーに華を添えられればという思い。
先にお断りしますが、10年分たまったものを吐き出してるもので、ライトなくせにすごくエラそうな言葉が並びます。ご容赦ください。



第5位 シャイニング バタフライドリームモーニング娘。 1.0pt

ドリムスの武道館コンサートの大成功は、今年の上半期の大きなニュースであり、うれしい出来事でした。
そのコンサートを控えてオリジナルのシングルをリリースするというのは「ドリムス」という短期プロジェクトの成功に対するご褒美なのかなあ、と感慨深く『カミスン!』を見ていました。そんなお祝いの意味合いも込めての一票。でも単なるご祝儀ではなく、去年の高橋愛卒業に続いてドリムスが大成功に収めたことは、今年のモーニング娘。躍進への大きな後押しとなったわけで、この楽曲のリリースに触れないわけにはいかないのです。
楽曲の内容は、娘。の歴史から「カワイイ」を引き算して大人になった女性の迷いと成長の気持ちを表した、同世代の女性に幅広く共感が得られるであろう内容。かつて背伸びした歌詞を追ってきた彼女たちが、ようやく等身大の自分を表現するところに到達した感じがドリムスの達成感とシンクロするところを感じました。



第4位 Song for the DATE真野恵里菜 1.0pt

夏のハロコン真野ちゃんを見て印象が変わりました。というか、知らなかったみたい。
まんまるの童顔で元気に歌うアイドルの卵という自分のイメージを覆す、ステージでの落ち着きぶり。トップソロの後藤、松浦、藤本とは異質の前田有紀のような整然さ…とは言い過ぎだけど、派手に騒いだ観客をひとまとめに束ねて、一体感を持って聴かせる安定をもたらしたというのが『Song for the DATE』の印象。
コンサートの予習で聴いた時には「ありがちなガールズポップ」という感想だったのですが、笑顔ばかりのアイドルではなく一人の女性として語る乙女心と、卒業を控えた彼女とシンクロする今を捉えた詞の構成は非常に秀逸で、それをカラッと仕上げる曲調が好感触です。最近Twitterで卒業前の心境を吐露していましたが、大学の同好会の4女のような、残りの時間に出来る事を考えてセンチメンタルにひたる様子が伝わる楽曲です。



第3位 初恋サイダーBuono! 1.0pt

この楽曲を引っ提げたパリ公演、ゆび祭りで圧倒的なパフォーマンスを披露したのは実に痛快でした。
可愛らしくもロックナンバーとしてカッチリと決めていて、今年の話題として℃-uteの『悲しきヘブン』の難易度が大きな反響を呼びましたが、そのレベルをすでにクリアしていたように思います。相当量の難易度をこなしつつ笑顔で観客を掴む表現力が素晴らしい。ビートの速さとハモリの長さに違いはありますが、湖面に浮かぶ水鳥の優雅な姿にスポットを当てるか生き生きとした姿を見せるかの違いではないでしょうか。
思えば、3人はハロプロのトップで活躍する現役ドリームチームです。結成時点から勝利を至上命題とされていたであろう3人がようやく対外的な印象を残すことになったことはうれしいことですが、5年かかったのは遅すぎるような気もします。のんびりとした販売ペースのBuono!陣営。次が待たれるところです。



第2位 Loving you Too much/Berryz工房 2.0pt

初めて聴いた瞬間、不謹慎ながら「卒業ソング?」とハッとしました。
それだけ彼女たちが積み上げたあれやこれやが詰まった曲だと思います。キッズ合格から10年の節目、次々に大人になっていくメンバーたち。熊井ちゃんが進学していることを知ったり、バラエティ番組での単独活動が増えたももちも進学、更には教職の道があるとかないとか、それぞれに将来を考えているご様子。各々が思い思いの行動をとる自由な風潮の裏には、常にメンバー間の不仲説が囁かれてきました。そんな彼女たちのごく近い未来を示唆しているような気がしたのです。
楽曲の歌詞とMVをなぞるとこんなシナリオです。ティーンが終わる頃に色々と経験した話を持ち寄って昔の仲間と語らい、そして新しい道を決意する…。想像に乏しいわたしにもハッキリと会話が聞こえてくるようでした。それだけの妄想を呼ぶに十分な材料が揃った迷作。仕上がりすぎたMVとつんく♂ワールドにアレンジされた日本語詞。この夏の夕方の癒しソングとなったのでした。



第1位 The 摩天楼ショーモーニング娘。 5.0pt

記念ソングも多かった今年、純粋に楽曲で選ぶなら断然コレ。
軽快なテンポで巡るファンキーなディスコ・サウンドは、これぞつんく♂という渾身作。合間に挟まる「Fu!」「Yeah!」もごきげんです。もし均等に歌割りされて、そして10人が歌とダンスの波状攻撃で個性をぶつけてきたらと思うとゾクッとします。が、まだ今の彼女たちにはハードルが高いのかなとも思ったんですよね。
リリース当時、カップリングにはもったいないという声が多く聞かれました。でもわたしは今の娘。がワクテカという団体技を選んだことにシビれました。発展途上の彼女たちはこれから個性が出てきます。歌唱に自信を持てないメンバーがいつか心から歌を聴かせたいと思えるようになった時、その力を存分にぶつけてくれたら…そう思うと楽しみでしょうがないのです。今後の娘。の方針は変わってしまうかもしれない。けれど、将来への期待を込めて、この楽曲に投票します。



次点

One・Two・Threeモーニング娘。
これを外すなんて、自分でも考えられないのですが…。今年のハローの躍進の象徴となる一曲であり、今のモーニング娘。をそのものズバリ表現したような楽曲。加工に加工を重ねて、未完成な娘。たちを一枚岩に仕上げるためにこれまでの信念のようなものを覆す、つんく♂の覚悟をも感じられる大きなターニングポイントとなりました。いやしかし、かつて『マンパワー』に唖然としていた世間が、この曲を喝采で迎えるに至ったのは、わたしたちがあの頃のつんく♂にようやく追いついたのかなあと思いました。
■ 私の時代!/モーニング娘。ロッキーズ
夏のハロコンで登場した二人が殊の外まぶしかったのが印象的でした。復活の狼煙を上げていよいよこれから攻めに出よう、という肉食6期の頼もしさをそのまま表現したストレートな楽曲で気持ち良いです。あの時、「なっちとかおりんが二人でモーニングコーヒーを歌ってた頃には卒業が控えてたのに、彼女たちはこれから。うらやましいゾ!」って思ったんですよね。
超HAPPY SONGベリキュー
キッズが10年続くとはね、という思いでYouTube℃-uteコンサートを見ました。それより何より、10週年記念日をターゲットに周到に計画を練っていたことを振り返って、仕掛ける側のこの曲にかける強い思いを感じて感動しました。
■ カリーナノッテ/宮本佳林
ハロプロのコンテストに含めるのが不思議なくらい、コニシとかヤスタカとかpal@popのように爽快なガールポップ。この色を消さずに彼女を世に出すのは、これまで以上に仕掛け人の腕が試されるところです。ただただ期待。





MV部門

締め切り直前なので断念。。でも、楽曲部門にほぼ含められてます。





推しメン部門

鈴木香音
現役から選ぶなら彼女。期待を込めて。





選曲してみた感想

今年はかなり曲をちゃんと聴いたなあと思って参加したのですが、いざコメントしてみると、リリースの背景とか事務所の戦略とか、結局はいやしい政治的な話が好きなんだなあと再認識しました。