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テレ娘。

「テレビで見かけた娘。さんたち」 略して、テレ娘。 テレビ好きの目線から、画面に映った娘。さんたちについて触れます。

※ことわりなくツイッターの発言をお借りする場合があります。不都合がありましたらコメント欄にてお知らせください。

『新春豪華どっきり祭り!3時間半SP!』 準備が出来ていた娘。たち

『新春豪華どっきり祭り!3時間半SP!』 準備が出来ていた娘。たち - テレ娘。
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モーニング娘。のどっきりが凄いらしい。。
年末の『めざましテレビ』の予告映像を見て楽しみになって思わずひとつpostした時には、実は「期待し過ぎだろう」と思っていたのですが、ふたを開ければ想像を超える大当たりでした。
だいぶ時間が経ってしまいましたが、予想や希望を書いた前のpostを途中に交えながら企画を振り返ってみます。


モーニング娘。×どっきり」にかけられた準備


モーニング娘。の活躍も素晴らしかったですが、見ていて力がこもったのは周到に作りこまれた企画があればこそだったと思います。



モーニング娘。にどっきりをかけるとしたら……


どっきり企画と言えばテレビの歴史の中で開発し尽くされた定番コンテンツです。
そもそもマンネリ化されていたため新しいものが求められていました。これまでの定番として、寝起き、催眠術、落とし穴、怖い人等などありますが、催眠術や怖い人のような人間性を問うものは主にキャラが知られた有名人向け、落とし穴は集団には向かず、何より「アイドルといえば寝起きどっきり」と相場が決まっています。しかしながら、寝起きどっきりの定番となると、布団をめくる、バッグを物色、水着や下着を探してヘタすれば匂いを嗅いだり……小学生が加入するようになったモーニング娘。ではとても了解できるものではないというのが一般的な見方でした。そういった背景から寝起きどっきりに+αのオプションが必要だった。

新しい企画 「寝起きコンサートどっきり」 の発端はそんなところにあったように思います。


かくして、レポーターがイジらない・普通の女の子たちの寝起きの様子をそのまま見せる・目覚め切る前に歌とダンスの腕だめし という、これから世に出るモーニング娘。にぴったりなお題が用意されました。



驚くほど手厚い企画

それにしても、驚いたのは設営スタッフ100人を動員したという大掛かりな舞台装置。

正月特番とはいえ、バブル時代を彷彿とさせる吉田栄作が爆発する建物から逃げ出す「かくし芸」級の規模感です。他の企画が一般のロケーションだったことを考えれば本当に絶対失敗のできない戦い。当日のレポを上げてくださったこちらの方の裏話からも伝わってきます。

「本当にたくさんの予算がかかっています。
みなさんどうか企画を成功させてくれるよう協力お願いします」
と依然とし て低姿勢のディレクターさん。
 
ディレクターさん、さらに念押し
「私はドッキリをもう何十年もやってます。
笑いどころは確実にわかります。
みなさん、小屋が壊れてメンバーがあたふたしても
絶対に声を上げて笑ったり、
声援を上げたりしないでください。
静かに見守られていることが笑いを誘い、
そして合図とともに音楽が始まって皆さんが盛り上がることで、
さらに番組が面白くなるのですと。
 
すごい自信だぁと感心する。
 
フジテレビ新春どっきりモーニング娘。エキストラ報告 - ` ヮ´)ノ< モーニング娘。の歴史は今から始まるっちゃ!(・ 。.・*从 フジテレビ新春どっきりモーニング娘。エキストラ報告 - ` ヮ´)ノ< モーニング娘。の歴史は今から始まるっちゃ!(・ 。.・*从

これは凄い作り手に恵まれたものだ、と驚きました。

例えば、お化け屋敷の撮影に置き換えると分かりやすいですが、お化けはアイドルをいきなり脅かしたりしないですよね。暗がりの中で明らかに怪しい化け物が突っ立っていて、そこでどうやって近づくか行動を観察してリアクションが出切ったところで脅かすのがセオリーでしょう。

同様に、どっきり番組も異常事態を用意してターゲットを泳がせることでパニック状態の面白い行動が出てきます。周りから刺激を与えて受け身にさせず「能動的にどんな行動をとるか」でターゲットの面白味を生み出すのですね。更に、寝ぼけて歌える状況じゃない状態を明らかにするためには、出来る限りそのリアクションを拾う必要がありました。そして10人分見るとなると相当な時間が必要ということなのでしょう。


それらをすべて頭でシミュレーションしたプロがいらっしゃるんだなあと思っていたら、ほどなくご本人と思しきツイートが見つかります。




「ファンと製作が確信犯的な関係を築けるか…に懸かっていました。」とおっしゃってます。仕掛け人としてスタッフとファンがタッグを組むというやり方を考えていて、だからこそ丁寧にセオリーを伝えているわけですね。これは明らかに観覧のエキストラとはわけが違います。モチベーションが上がります。


こうしたどっきりのプロが手がける寝起きシーンはきっちりナイスリアクションを収めます。

「えっ!?」

普通の寝起きどっきりだったらここでTKOがネタばらしの札を持ってきて終わりですが、今回の企画はここからが映像のプロの本領でした。


号砲と銀テープにより、狭義の寝起きどっきりは終了。鮮やかにコンサート企画に切り替わります。





今の娘。たちの魅力を伝えた歌とダンス


今のモーニング娘。の歌とダンスを見どころにする点で実に好意的だなあと思っていたのですが、魅力的に映す編集がこれまたお見事でした。



いくつかのファインプレー


号砲とともに動きはするものの、いい感じにパニック状態のぐだぐだ感が出ていました。しかし、失敗に終わらない配慮や上手くクリアした点も。。気がついた点をいくつか。

  • マイクへの誘導: 自分のマイクの位置がすぐ分かるようメンバーカラーのミニ座布団のようなものの上に置いていた。
  • イントロ1.5回転: イントロの2×8をひとつ増やし「布団から出る・マイクを取る・歌い始める」がギリギリ間に合う時間的余裕が用意された。
  • ライブとの比較: Bメロで普段のライブ映像と比較することで寝起き状態のだらけ具合を強調。 ※このワイプはもう一つ狙いが……(後述)
  • 「あんたにゃもったいない」: 歌い出しを逃さなかった。画面の鞘師かとおもいきや実はいち早く起きた小田ちゃん。時間的余裕があったけど号砲が鳴ってから歌い出しまでたった30秒。歌えずにグダグダになることも想定していたのではないか。

  

  • 「じゃない!」: よく知られているフェイクパートを外さず決めた。有名な楽曲なのでこの場所に入ることは知られている。穴を空けずに歌うことで「そうそう!この歌!」とばかりに喜ぶのはMAXのNANAさん。おそらく沢山歌っているであろう世代の彼女がスタジオにいたのはラッキー。しかし、実は反応良く駆けつけた香音ちゃんはこのパートの前に準備のストレッチまで行う余裕があった。これはなかなか脅威的。

  

  • ぐだぐだ映像の確保: カオス状態の歌い出しでよりグダグダだった場面をしっかり収めた。これによりサビ以降とのメリハリがくっきりと出た。

  


他にも興味深い点は多々あり、それらをまとめたスレが実に充実していて面白かったです。

俺しか気づいてない細かいところ @モーニング娘。’14『寝起きコンサートどっきり』 | カラフル x ハロプロ 俺しか気づいてない細かいところ @モーニング娘。’14『寝起きコンサートどっきり』 | カラフル x ハロプロ



実は準備が早かった娘。たち


Bメロに入ると、画面左下にライブ映像が挿入されます。

これによりわれわれ視聴者は前列の歌い手とワイプの映像と交互に目を遣るようになりますが、実はこれはちょっとしたミスリードなのかなあと思いました。画面の他の部分を見ると、実はすでにこの段階で後列部隊が覚悟を決めて準備や確認を行っている様子が見て取れるのです。


冷静に事態を把握する生田と鈴木

音楽に合わせて踊りを確認する工藤

一瞬アイコンタクトしてステップを合わせる佐藤と小田

歌割りの担当が準備出来ているか見張る生田

石田は譜久村にメガネを渡してるのかと思っていたが、よく見ると邪魔してる? 笑

コンタクトを入れた飯窪も踊りに加わる


結果、メガネを押さえて歌えなかったフクちゃんを除き個別の歌割りは次々にクリア。

「明るうぃ」

「未来に」


そうして、前列後列の誰が早い遅いという個人差はあまり無く、準備を整えたすべてのメンバーがサビパートに向かいます。


「就職希望だわぁ〜」



一気呵成にライブを再現

「スイッチが入った!」と驚いた場面。

「おっ、寄った」と注目する今田耕司

ライブの興奮を感じ取る藤田朋子


集合から開いていく一瞬の爆発力。

ワイプ映像で注意を逸らされた(=準備できてると思ってなかった)こちらの虚を突き、急にキレを見せ始める娘。たち、そして、跳び上がるファンとその歓声。おそらく多くが最も興奮を覚えたのはこのタイミングだったはずです。「現場に来てもらったらこっちのもの」とはハロヲタの合言葉ですが、寝ぼけてた「静」からサビの「動」に切り替えるタイミングを利用して音楽番組顔負けのライブ感を再現しているのです。この映像、なかなか唸ります。

スタジオも、さっきまで寝起き姿を笑っていた雰囲気が一変。「かわいい」「おお、アイドルの顔になってきた!」と驚きの声が聞こえ、右上のワイプにも一様に感心の表情が並びます。そしてサビ後のダンスを揃えたところで今田さんから納得した感想が聞かれたところで最後の決め台詞。

LOVEマシーン!」


これをもって、本来のお題の「寝起きで踊れるのか?」というミッションはコンプリートではありますが、ここからが今のモーニング娘。のショータイム♪


藤田「えっ、まだ歌うのーー!?」



'14の攻め曲を披露

ナレーション「ここで 新曲『What is LOVE?』 ここでモーニング娘。'14が魅せる! 寝起きから2分30秒 見事なフォーメーションダンス!」


つんく♂ファンクから一転、BPM180でデジタルサウンドが突っ走る強力ダンスチューン。

イントロで綺麗に挙がった手が揃うとスタジオからは歓声とどよめき。そうだろうなあと思います。初めて観た『J-MELO』の400回記念も、マリオネットが糸で引っ張られるように一斉に腕が伸びる様子にネット上のあちこちで歓声が上がりました。「寝起きのはずなのに」という驚きを最大限に引き出せるであろうこの楽曲がこのタイミングでリリースされるのは痛快なことです。

そして歌が始まると、「寝起きでも歌えるのか?」というゲーム要素が見どころだったはずが、楽曲の持つ疾走感と若い'14がどこまでひたむきにやり遂げるのかにスポットが当たり、スタジオにもその見応えが伝わります。気がつけば、イントロでのどよめき以降 Aメロ~サビ~間奏~道重「Is it necessary?」までの間、スタジオは無言で見守っていました。この間、音楽番組のような空気が流れましたね。

がぜん真顔の東野さん

エース鞘師の見せ場

佐藤・小田のユニゾンが若干ズレるが荒ぶる感じが伝わる



そしてカメラは富士山のアップに切り替わり、引いていくと富士山バックで踊る10人と熱狂的なファンが一枚の画角の中に収まる


何よりの証拠は今田さんのこの一言。

今田「いいじゃん、これ。特典映像で次のDVDに入れとけよ~」


芸人さんなので、面白おかしくコメントしていますが、その裏を返せば「歌とダンスが存分に楽しめる映像であった」ということです。少女時代に魅せられて自らダンスを完コピするほどグループパフォーマンスが好きな今田さんの「次のDVDに入れたら売れるで」という発言は、視聴する価値のある映像であったことを示す実にツボを押さえた発言だなあと思います。


今田「いやーーっ!(拍手)」


この構成はライブ映像としても素晴らしいものだったのではないでしょうか。
動員された100人のスタッフには音楽スタッフも含まれるとのことでしたが、機材の設置や操作だけでなくステージ演出の専門家も含まれているのでしょう。前日にニセのリハーサルがあったとのことなので、そこで演出した人がそのままカメラワークとつながっているはずです。そうでなければ、ソロパートを的確にとらえたりフォーメーションダンスの見せ場を引きで収めたり出来ないですもんね。娘。も全力でしたが、スタッフ陣の全力と集中力も感じられるアツいステージになりました。





達成された「どっきり Updated」

結果でなくプロセスを見せるどっきり


前のpostで抱いた疑問や想像がそのまま番組に現れたことが、実は個人的に嬉しかったりしました。


歌い始めた状態で「ファン500人の前に立たされた娘。たちは果たして寝起きで『LOVEマシーン』を歌うことが出来たのかー」という軽部アナのフリが入ったので、もしかしたらもう一枚仕掛けがかまされていそうな気もします。(『起き抜けのライブ』の項)
 
ステージではフォーメーションダンスですが、テレビの中ではこの無邪気さが一番の武器になるかもしれません。(文末)

『めざましテレビ』 特番予告にモーニング娘。が出るということ - テレ娘。 『めざましテレビ』 特番予告にモーニング娘。が出るということ - テレ娘。


<無邪気さが~>
パジャマ姿で修学旅行さながらにはしゃぐ、絵に描いたように無垢な女の子たち。そんなただの「娘」から段々と「娘。」の顔になっていく様子にスポットを当てた点がこの企画のキモになっていました。ギャップを上手く魅せた点について、テレビブロガーのてれびのスキマさん(@u5u)も賞賛のツイートをしています。


<もう一枚仕掛けが~>
「驚いたかどうか?」「歌えたかどうか?」という【結果】をご覧くださいという風な触れ込みの予告だったので、その観点で見ていたのですが、そうではなくて、「驚いたところから歌えたところまで」という【プロセス】に見せ場を持ってきていた。だから、予告の時点で壁が倒れて状況に驚いて『LOVEマシーン』のサビ直前まで歌っている様子を見せたわけですね。
これってレベルの高いことだと思うんです。例えば、スポーツの得点結果やお笑いのネタを先に知った状態で「面白いですよ」と言うのは、かなりエンタメ力のハードルを上げることになりますから。しかし、演出とパフォーマンスとが相まって【結果】以上に惹きつけられる【プロセス】の面白味を産み出したわけです。



「娘。×どっきり」に込められたテーマ


この企画には、今のモーニング娘。を魅力的に映すテーマがあったように思います。

ひとつは 「初体験の驚き」 です。

そもそも、まだプロモーション以外でテレビに出演すること自体が憧れの状態です。だからもちろん、どっきりも憧れ。そんな彼女たちが登竜門である「寝起きどっきり」を経験する。その状況だけでも微笑ましい条件は整ってるのに、そのウブな様子を証明するかのような、パジャマ、枕投げ、メガネ、ぬいぐるみ、そしてお茶の間の沢山の人たちに「はじめまして」を言う場で、何ひとつ飾らないスッピン姿でご挨拶をしたというのは、これから飛び立とうとしているモーニング娘。たちにとってこの上ないスタートになったのではないかと思います。

もうひとつは 「若くてもプロ意識」 を持っていること。

日頃から、ファンであれば様々な機会で中高生らしからぬ活躍ぶりに感心させられますが、興味ない人(視聴者)に伝えるのはなかなか難しいことです。それを実現するために、彼女たちの本職である歌とダンスに臨む姿勢でもって証明する機会を与えられたことは願ったり叶ったりだなあと思いました。実際、画面で思い切り映った通り、年齢通りの(あるいは年齢よりも子供っぽい)中高生です。が、普通の中高生では身につけられない舞台に立つことへの責任感が体に染み付いているのはプロならでは。努力の結果身につけたスキルによって、只者ではないことを証明できたことは最も理想的だったのではないでしょうか。


ふたつの顔を見せた彼女たち。
全力でダンスをキメて再び普通の女の子に戻ると、初めてどっきりにかけられたことを心から喜んでキラキラした顔。

さすが、念願の初出演で頭をツッコまれて嬉しくてガッツポーズしたプロデューサーの分身ですね(笑)


初期段階で、モーニング娘。の制約に合わせて企画を変える必要がありました。だから知恵を絞り周到な準備で臨んで現場で組み立てた結果、寝起きどっきりの概念を変えることに成功。すなわち、寝起きどっきりが「Update」されました。今回の素晴らしい映像が「作り手×娘。×ファン」で一体となって勝ち獲った成果だと思うと、それはとても誇らしいことです。

フジテレビには年に2回、半年間の名場面を見せる『がんばった大賞』(昔の『NG大賞』に近い番組)という番組があります。今年のお正月は派手な番組が少なかったので、是非この名企画がもう一度見られるといいなあと思います。





 

魅力が光ったMVP 鈴木香音


もう一点、前postで楽しみにしていたことがズバリ実現しました。


「アイドルが、笑顔を忘れたもっとダメ、ですよね。」 *3 と公言する女の子が、ピンクのパジャマを着て、愛用のぬいぐるみを抱えて寝ているだなんて、設定が出来過ぎたファンタジーの中のアイドルのように、現実では有り得ない存在です。ここを今田さんとヒガシノリに見つけてもらったら面白いんですけど。そしてスタジオでどんなやり取りになるのか。楽しみは尽きません。(『寝起き』の項)
 
『めざましテレビ』 特番予告にモーニング娘。が出るということ - テレ娘。 『めざましテレビ』 特番予告にモーニング娘。が出るということ - テレ娘。



結果を残す人


オーディションをはじめ、デビューして初のコンサートのレッスン、テレビ出演時の自己紹介など、様々な場面で彼女は「自ら行動を起こして結果を残す」ことでクリアしてきました。

これまで暗黙的に体型の話はNGだった感がありましたが、年末に『HEY!HEY!HEY!』の出演があることを知って、いよいよ過去のメンバーと同様強い当たりを食らうかなあと覚悟していたところ、その前にダウンタウンの弟分の今田&東野組から仕掛けられることと相成りました。

東野「いいよねモーニング娘。のお母さんみたいでふわふわっとして」

しかし、彼女はまるで言われ慣れているようにさらりと答えます。「あー、それでしたら」とばかりに。

鈴木「わたし太ってるんじゃないんです、ポッチャリしてるんですよ!」


おそらくイジられたらどう返すかという準備は出来ていたのだろうと思います。取り巻く状況は当の本人が一番よく分かっています。来るべき時が来たから用意した答えを返した、といったところかなあとお見受けしました。たぶん一番驚いたのはメンバーで、二番目に驚いたのがファンで、あとの人にはきっと自然な会話に聞こえたはずです。

あまりに自然すぎてJOYからもう一つ振られます。ひどい言い様だと思ったファンもいたかもしれませんが、彼もバラエティに慣れたタレントです。これだけ自然な対応が出来るならば、と香音ちゃんの顔色を見ての一言だったと思うんですよね。

JOY「この子を近距離で確かめさせてもらいました。確実に太ってます!

そして、それに対しても、、

「ちーがーいーまーす!ポッチャリ!」

「ポッチャリ!」

発声の間(ま)であったり滑舌であったり、ハリセンボン近藤春菜を彷彿とさせる、コントのように分かりやすく面白い対応で返しました。お見事!



準備した答えで返し、不意の事態にも持ち前の勘の良さとテレビで見知ったコントの間合いで臨機応変に対応し、そしてダメ押しとばかり、ピンチであろうがスベっていようが、最後は【笑顔】でマイナスの印象を残さずに終わります。
思えばいつもそうやってきました。彼女の必勝パターンです。

何か言われることを想定した準備、それはきっと準備不足でレッスンに遅れた経験から来るものかもしれませんね。寝起きコンサートでもスタジオでも、彼女の強みが色々と出た放送でした。



ここで得たもの


ちなみに、この放送の後に発売された雑誌『BOMB』2月号で、よゐこ有野晋哉が選んだ「今年ブレイク期待のアイドルランキング」の10位に香音ちゃんが選ばれています。

よゐこ有野のアイドル評「鈴木香音はモーニング娘。唯一のグラビア体型」「篠崎愛と闘える」 | カラフル x ハロプロ よゐこ有野のアイドル評「鈴木香音はモーニング娘。唯一のグラビア体型」「篠崎愛と闘える」 | カラフル x ハロプロ


そして、上でツイートを載せたディレクターの菅剛史さん(@kankanp)は、有野さんが出演する ゲームセンターCX の総合演出でもあります。昨年秋に番組の武道館イベントを成功させたことで大きな話題となった敏腕なお方なんです。

“ゲームセンターCX 有野の挑戦in武道館” 7000人のファンといっしょに「ゲームセンターシーエーックス! 課長ON(かちょオーン)!」 - ファミ通.com “ゲームセンターCX 有野の挑戦in武道館” 7000人のファンといっしょに「ゲームセンターシーエーックス! 課長ON(かちょオーン)!」 - ファミ通.com


「黒バラ」以降、菅さんはディレクターとして、有野さんはアイドル評論の仕事の一環として、それぞれ関心を寄せていたと思います。今回のどっきり、『めちゃイケ』の「たかっしー企画」、そしてこのアイドルランキングの原稿提出という各々の順序は分かりませんが、いずれが先であったとしても二人の間で何らか話題に上がったであろうことは想像に難くないことで、バラエティ番組との信頼関係を築ける活躍だったことが分かります。

彼女のキャリアにおける大きな出来事になったのではないでしょうか。







さて、本日モーニング娘。'14が出演する ミュージックステーション で この日と同様に LOVEマシーン(Updated)』『What is LOVE?』 の2曲を披露する予定です。今頃どっきりの話を持ちだしたのはそのためです。


あらためて録画を視聴してみて、抜群の演出の一番の決め手となったのは、やはりLOVEマシーンだったのかなあと思い返しています。
というのも、これはお正月2日の放送でした。お茶の間で見ている家族が知っているモーニング娘。といえば、おそらく後藤や中澤のいた時代でしょう。当時のメンバーはもちろん一人もいません。でも、当時のモーニング娘。が国民的に愛された『LOVEマシーン』という曲があって、今の娘。たちもその曲を歌っている。
お茶の間の知る過去のモーニング娘。と今のモーニング娘。とをつなぐゲートウェイがこの楽曲なのです。


サビでノってきたところで今田さんはこう言っています。

今田「おお~、アイドルの顔になってきた!」

『アイドルの顔』と言っているそのイメージは、推測ですが、どこかで過去のモーニング娘。をフォーマットに置いているのではないかと思うのです。もちろん「顔つき」とか「らしさ」とか、芸能人としてのナリを示す発言だったとは思うのですが、こと「アイドルの顔」という表現については、もし漠然と2000年以降のメジャーなグループアイドルを指しているとすれば、その源流はモーニング娘。にあります。

今田さんや視聴者の脳裏に浮かぶかつてのモーニング娘。の遠景。

像が見えてきたところで、それとシンクロするように、サビ終わりで同じディスコスタイルのポーズが再現されます。

この時、今田さんが感心したように「出来てる」と言ってるんですね。今田さんの頭にあるモーニング娘。の【正解】があって、それに合致したということだと思うんです。
昨年出演した歌番組で、何度か過去の曲と新曲を組み合わせるケースがありましたが、今田さんと同様「道重以外は知らない」という数多くの視聴者に対して、いま目の前にいる子がモーニング娘。を受け継いでいるんだと気付かせる仕掛けとして非常に効果的だったと思うんですよね。


しかしながら、もし LOVEマシーン が上手く歌えなければ世間に鼻で笑われます。ファンがこの曲を歌うのを嫌うのは、この嫌な記憶に起因する場合が多いです。しかし、個々の顔も名前も認知されていないメンバーたちがモーニング娘。として認めてもらうチャンスがあるとしたら、その入口もまた LOVEマシーン です。

'14メンバーは去年、中澤さんと出演した番組でこんな発言を聞いています。


正直、ホントに『売れない』って言われる時代もあったし、モーニング娘。って解散したんでしょ?』ってずっっっと言われてて (略) どうやったらモーニングがね!どうやったら、これ、もう一回再起して世に出れるんだろうって、そればっか考えてました。卒業生ばっかりが前に出てはいけないんじゃないかとか。でも、『昔のモーニング』『今のモーニング』って言われてる事自体がもうダメなんですよ
 
『アノ人たちの作り方~なぜこうなった!?ファクトリー~』(2013.10.16放送)


昨年の秋ツアーの序盤の頃のタイミングで収録しています。 LOVEマシーン(Updated)』 を披露し始めてまもない頃にこの歌のオリジナルメンバーの思いを胸に刻み、現役メンバーはツアーに取り組んできました。

モーニング娘。が解散していないこと」 と 「昔と今とで優劣の区別をされないようにすること」。

世間に知られていない現役メンバーの手でそれらを同時に満たすには、やはり最も知られた『LOVEマシーン』を歌って、過去と同じだけの魅力を与える事が何よりの証明になると思うんです。Update曲を与えられた彼女たちはきっとそういった心づもりでいるはず。

彼女たちは過去と変わらぬモーニング娘。としての誇りを持ち全力で踊ります。グループを途絶えさせまいと使命感を背負って歌います。寝起きで何が起きているかは分からなくても、きっとファンを前にこの曲の前奏を聴いたら歌わないでいることなんて有り得なかったんです。
この楽曲をおろそかにすることはできないのですよね、なぜなら、自分たちの歌だから。


さぼてぃさん(@sabotty)の現場レポで、収録翌日の握手会での小田ちゃんの貴重な発言が聞かれました。

( ・∀・)<いやー、さくら朝から動けたし歌えたよね、すごい
从´‘e‘リ<あ、違うんです!あれ、
 
 #何かを必死に弁明しようとする姿勢
 
( ・∀・)<ん?
从´‘e‘リ<もう「やらなきゃ!」って思って!
Σ( ・∀・)<うわー! プロだ! さすが!
 
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これが一番下の後輩まで伝わっている娘。の気持ちです。素晴らしいの一言。
彼女たちは日頃から心の準備が出来ていた。だから歌うことが出来た。そういうことだったのだと思いました。


一生懸命な彼女たちの姿を観て、ワイプの中の藤田朋子さんが涙ぐんでくれました。*1モーニング娘。'14」の初仕事が心を動かしたことの現れです。小さなワイプ画面の出来事ですが、新しいモーニング娘。としての世に出るため大きな成果だったと思います。




前回の「Mステ」出演で歌った『ハッピーサマーウェディング』は臨時に用意したものでしたが、今回歌う LOVEマシーン(Updated)』 はツアーで腕を磨いた自分たちの歌です。成長した姿を披露する絶好のチャンスに期待したいと思います。






 ◆ ◆ ◆


「めっちゃ泣きそうになってきました。。」