テレ娘。

「テレビで見かけた娘。さんたち」 略して、テレ娘。 テレビ好きの目線から、画面に映った娘。さんたちについて触れます。

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 - テレ娘。
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なんとなく、泣く準備をして番組の時間をむかえた気がします。



その期待を裏切らない、優しく温かい素敵で感動的な企画でした。卒業コンサートの舞台裏を見せて終わりではなく、かおりんの娘。への愛情と、娘。たちのかおりんへの愛情とが沢山垣間見られる演出で、素直に泣けました。その愛情の交換を取り仕切る裕ちゃんもいい仕事してたと思います。
こんな愛情溢れる番組を作れるというのは、制作スタッフにも並々ならぬ思いがあるのでしょうね。寺合宿の思い出に触れる機会を設け、手料理のもてなしのためにあちこちへ出向く様子も良かった。
一方、かおりんへのプレゼント作りに精を出すメンバーたち。7人の小人のように11人の娘。たちがトンテンカン、トンテンカン。誰かのために何かを手作りすることの喜びを感じている様子が見ていて心地良かった。


でも、やはりなんといっても、かおりんがいかにメンバーのことを考えているかをうかがい知ることが出来たこと。
手料理したい理由が「みんないつも、ほら、冷たいお弁当ばっか食べてるじゃない?あったかいものなんか食べさせてあげたいなと思って」という母親のような心遣いからで、メンバーをしかる時にも、その子が遠くから上京していることとか学校の友達と遊べないこととか色んなことを考えながら、それでもその子のことを思って叱っていたこと。娘。ドキュメント2005で、麻琴が「『ありがとう』じゃ足りない」と言っていたけど、かおりんがいかに尊敬されるに足る存在であったかが分かりました。


プレゼントを作ろうと話し合う会議の様子が「13人がかり」を思わせ(しかもこんこんの口から「12」という数字が出され)、手料理でもてなすあたりはFUNのなっちの卒業前が思い出され、あちらこちらに隠しファンサービスがあって、とても満足。
秒針がカチカチ鳴り、それぞれの時間が刻み始められた最後のシーンにモーニング娘。という物語ってやっぱりいいなあと思いました。


エリック亀造。ニュースコーナーの後継だったのですね。おバカをやる亀ちゃんとそれを突っ込む裕ちゃんという旨味だけを残し、ここまでガラリと仕組みを変えたのはお見事。